ルティンとゼアキサンティンが脳と目に効く。

ルティン、ゼアキサンティンって聞いたことありますか? 緑黄色野菜に含まれているカロティノイド色素の一種です。

老化や肌荒れに効く抗酸化作用があります。

体内では作れないので食品からとるかサプリとしてとるかどちらかです。

摂取するなら、主にほうれん草、卵、レタス、ケールなどに多く含まれているのでサラダ(生食がいいようです)として食べるのが良いようです。

もし毎日食べられないのならサプリもおススメです。

この2つには2つの大きな効果があります。

1. 脳の機能を改善する。

2. 視力機能を改善する。

1. 脳の機能を改善する。

600種類あるカロティノイドの中でルティンとゼアキサンティンが脳の機能をよくするというジョージア大学の研究結果があります。

研究者によるとルティンは脂質で脂肪分をベースとした抗酸化物質で脳の中の脂肪分の酸化を防ぐ役目を果たします。

神経細胞を繋げて効果的に働けるようになり、脳が行う認知や他のプロセスすることを助けてくれます。

実験結果では、年齢のいった人たちと大学の学生をそれぞれ対象にしたのですが、
ルティンとゼアキサンティンを1年間とってもらった結果、ともに脳の認知機能が改善したという結果がでています。

学生相手の実験は、ジョージア大学の学生51人に10㎎のルティンと2㎎のゼアキサンティンを1年摂ってもらい、そうでない学生と比較しました。

そうすると、視覚、記憶が20%もアップしたのです。

ルティンやゼアキサンティンの吸収力の違いが摂取してもらった学生たちにあったので、
吸収力の良い人と取らなかった学生とを比較した場合、

注意力、物事を考える、推論能力など33%もアップしたことが分かりました。

年齢のいった被験者にも認知機能が改善した結果がありますが、それは加齢とともに失われていく機能が良くなることは想像できますが、まだ若い学生たちの認知機能も改善したということは、研究者にとっても驚きのようです。

つまりこの2つのカロティノイドを取り続けていたら、頭がますますよくなるということですよね。

2. 視力機能を改善する。

さらに、ルティンとゼアキサンティンは目にもとてもいいようです。

網膜の中の中央にある1-2㎜の黄斑と呼ばれるところに蓄積されて紫外線より波長が長く黄斑部まで到達するブルーライトを、吸収してくれます。

スマホやPCからのブルーライトをカットしてくれるなんて最高ですね。

有害な青色光をカットしてくれるので網膜の中でサングラスの役割をしてくれるのです。

それと活性酸素が発生しやすい場所に存在し、それを消去することで抗酸化力を発揮して酸化ストレスから守ってくれます。

ジョージア大学の別の実験ですが、健常者115人を対象に行われ、血中濃度の変化、カロティノイドの色素密度を反映するMPOD, 光ストレス回復、コントラスト感度などを評価したところ、

ルティン10㎎、ゼアキサンティン2㎎を毎日6ヶ月摂取した被験者はMPODが平均で39%上昇し、光量が少ない状況での視覚(グレア回復)の改善と光ストレスの回復が見られました。

また、1年間摂取した被験者は黄斑部中心から離れた部分で黄斑色素密度が上がった結果がでました。

黄斑色素の密度が上がると、薄暗いところにあるものや、明るい空を背景にした薄い色のモノなどがはっきり見えるようになります。(コントラスト感度の上昇)。

まとめると、

ルティンとゼアキサンティンは大体健常者に対する実験から一日それぞれ10㎎、2㎎摂取し続けると、

1.年齢に関係なく脳の認知機能の上昇

2.有害なブルーライトから守ってくれ、光量の少ない状況の視覚のアップがあり、活性酸素を消去してくれる。

という大きな効果ばかりです。

ぜひ、ほうれん草、レタス、ケール、卵サラダやサプリで摂取してみてください。

私も早速サラダから始めます。