歯磨きは心臓にいい!

歯磨きは心臓にいい!

歯磨きは脳機能を保つためにも大事!なんて話もありますが、今度は「歯磨きで心疾患リスクが下がる!」みたいな観察研究(ソース)が韓国から出ています。

どんな研究かというと、

40〜79歳の男女16万1286人を集め、普段どれぐらいのペースで歯を磨いているかをチェックし、10年にわたって追跡調査を行い、心疾患の発症率とくらべました。

因果関係がはっきりするタイプの研究じゃないものの、サンプルサイズは多いので参考になるかと思います。

で、結果としてこんな傾向が認められました。

1日に3回以上の歯磨きをする人は、不整脈リスクが10%下がり、心不全リスクが12%下がる傾向があった。

この傾向は参加者の年齢や収入、運動習慣、飲酒量、体型などを調整しても確認されたそうで、やっぱり歯磨きって大事なんだという感じです。

もちろんこれだけでは因果はわからないものの、チームが想定してるメカニズムとしては、

歯を磨かないせいでバクテリアが増殖
バクテリアが腸や血液に入り込む
そして炎症が発生!

という感じになってます。

オーラルケアは虫歯だけの問題じゃなく、体内にバクテリアが侵入するのを防ぐためにも大事ではないか、ということです。

シュガーレスガムは歯にいいのか?

他の研究、(ソース)は「シュガーレスガムって本当に歯に良いの?」ってのを調べたメタ分析があります。

「虫歯を防ぐ!」などと喧伝されるガムは多いものの、それってどこまで意味があるの?ということです。

具体的には、過去50年ぐらいのあいだに出たシュガーレスガム研究から12件をまとめていて、実際のところ虫歯に効くのかをチェックしてくれております。信頼性が高めな内容で良いと思います。

で、分析の結果は、

シュガーレスガムは有意に虫歯を減らす!(抑制率28%)

というわけで、やはりシュガーレスガムには意味があるみたい。

チームによると、

” ガムは唾液の増加をうながし、これが歯を保護する自然なバリアとして働く。

同時に、咀嚼によってプラーク抑制の効果も得られるため、虫歯予防に効果的に働く。

また、シュガーレスガムには、キシリトールやソルビトールなどの抗菌作用を持つ成分をふくむケースが多い。”

とのことです。

ツバの増加と糖アルコールの働きが大きいということですね。

まとめ

「歯磨きのメリットは虫歯予防のみにあらず!」と、あらためてオーラルケアって大事だと思います。

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