野菜の中でもブロッコリーは最強の野菜です。
ブロッコリー100gでレモン3個分のビタミンCや4.3gの植物性たんぱく質が含まれていたりします。
カロリーが少ないこともあって筋トレを本格的にする人には欠かせない食材です。
ブロッコリーの効果を見てみると、
ブロッコリーでリーキーガットが改善
腸に穴が開いて様々な病気の原因になるリーキーガットを改善してくれるのでは?というデータがあります。(ソース)
これはペン州立大学の研究で、マウスに総カロリーの15%分のブロッコリーを与えたらどうなるかをチェックしたものです。
この実験では、遺伝子操作でわざとリーキーガットが起きやすいようにしたマウスを使いました。
研究者によると、
” 腸内の健康について研究する理由は山ほどある。
たとえば、あなたがリーキーガットのような問題を抱えた場合、そこから全身に炎症が始まり、関節炎や心臓病などに進む可能性が大きい。
腸のバリアを正常に保てられると、リーキーガットが引き起こす害から逃れられる。”
ということです。
腸が悪くなって全身に炎症が起き、それが体を激しく老化させていくということですね。
実験の結果は、ブロッコリーを食べたマウスは急激に消化器系のトラブルが解消し、体内の毒素が激減する傾向が確認されたそうです。
ブロッコリーに腸内改善の働きがあるということです。
ブロッコリーにはインドロカルバゾール(ICZ)って物質を含んでいて、腸内の芳香族炭化水素受容体(AHR)にくっつく作用があり、そのおかげで腸のバリア機能や腸内フローラを守ってくれるという訳です。
ちなみに、この実験と同じレベルのブロッコリーを食べようと思ったら、だいたい1日に550gを口にする計算になる感じです。
ブロッコリーを食べ慣れない人には結構な量ですが、不可能って訳でもないです。
腸内環境が良くない人は試してみる価値はあるかもしれません。
また、芽キャベツなんかはICZの量がブロッコリーの3倍なので、「550gも食べられない!」という人は芽キャベツもおすすめです。
もちろん、これはまだマウス実験の段階ですけど、腸内レセプターの仕組は人間に近いので、人間にも応用できる可能性は高そうです。
1日550gが無理でも、100gぐらい食べておいても無駄にはならないかと思います。
ブロッコリーに含まれるNMNがアンチエイジングに良い
「NMN」というアンチエイジング成分が注目されています。
NMNは体内でNADって物質に変わって、これが老化をコントロールする「サーチュイン遺伝子」を活性化してくれるそうです。
サーチュインを活性させる方法として、カロリーリストリクションエクササイズが
ありますが、NMNは「もしかすると最強では?」とも考えられています。
2016年に行われた動物実験(ソース)では、年を取ったマウスにNMNを投与したところ、
筋肉中のNADが増加
と同時にミトコンドリアの機能が上昇!
加齢にともなう筋肉の減少がストップ
しかも寿命が伸びた!
という成果がでたのです。
NMNそのものは、特にブロッコリーに多く含まれています。
加熱による安定性はまだ不明ですが、ブロッコリー毎日摂取するのはアンチエイジング的にもよさそうです。
抗炎症に効く
ブロッコリーは、他にもビタミンK 、C、B6、E、カリウム、マグネシウムといった抗炎症に必須の成分が豊富です。
炎症を減らすのに特化した抗酸化成分も入っています。(ソース)
必須ビタミンとフラボノイドやカロテノイドなどが体内の酸化ストレスをおさえてくれるので、炎症はもちろんガンにも効くということです。(ソース)。
まとめると、健康的に長生きするにはブロッコリーを毎日食べるのが良いということですね。