人間はどんなことにやる気がでるのか?というのは昔ながらの疑問で、これまでも「自己決定理論」(やる気を引き出すには、自分が決めた程度(自己決定)が大きいほど、大きくなるという理論)などいろんな理論が生まれてきました。
ただ、この問題については、まだ合意があるわけじゃなくて、そもそもやる気というのが幅広い概念ななので、「人間はこんなことに駆り立てられる」と言い切るのは難しい訳です。
人間の動機を探る研究は続いていて、2019年に「人間の行動を駆り立てる動機には大きく分けて4つのカテゴリーがある!」と主張する論文(ソース)が出ています。
これはワイオミング大学などの研究で、研究者の問題意識は、
心理学の世界において、「私たちは何を求めているのか?」という問いよりも重要なものはほとんどない。
しかし、この問題について広く受け入れられた解釈はない。
となっています。「モチベーション」は人生のあらゆる側面に関わってくる重大事にもかかわらず、その実態はほとんどわかっていないということです。
それだけ簡単なようで実は難しいテーマということでしょうか。