マインドフルネストレーニングで脳が変わった!

マインドフルネスは、自覚、気づき、集中、覚醒など表現できます。

反対語を見ると、単に思慮のないことだけではなく、注意散漫、ぼんやり、集中力欠如なども当てはまります。

マインドフルネスの効果については議論が分かれるところですが、2018年にでた「マインドフルネスで脳が変わった」という論文(ソース)が興味深いです。

「.b」プログラムを8週間受ける

これはイギリスのバンガー大学による実験で、16〜18歳の40人の学生が対象です。まずは全体を半分に分けて、

  1. 8週間のマインドフルネストレーニングを受ける
  2. 何もしない

という感じで過ごしてもらいました。

ここで使われたトレーニングは、「.b」(ドットビー)というもので、イギリスのマインドフルネス団体が子供の教育ように開発したプログラムです。

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勉強したのに思い出せないのはなぜか?

勉強したのに思い出せない!」みたいなことはよくあることだと思います。

私も、今朝やったことを忘れていたりとか、ひどいものです。

2020年ネイチャーに出てた研究(ソース)は、「どうして学んだことを覚えてる人と覚えてない人がいるのか?」という問題を掘り下げていています。

研究者によれば、

” 毎日の生活のなかで、誰もが「知っているはずなのに思い出せない」というフラストレーションを感じる場面はある。

しかし幸いなことに、近年の科学では、個人が特定のものごとを記憶できるかどうかをチェックできるようになってきた。”

ということで、覚えたことをすぐ忘れてしまう問題を定量的に調査しました。

これはスタンフォード大学の研究チームによる実験で、18歳から26歳までの男女80人を集めて、

以前に聞いたことのある状況を思い出してもらう

いろんなものが映った映像を記憶して、どこまで覚えているかを調べる

というタスクを行うように指示しました。

そのあいだにEEG(脳波図)で脳の活動を測定しつつ目の動きなども観察して、注意力の変化をチェックしたそうです。

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