散財しやすい人の特徴とは?

お金持ちでも貧乏でも関係なくお金を使いまくる人とはどんな性格でしょうか?

見栄っ張りで外交的な人は散財する傾向にあります。

ロンドン大学の研究の驚くべき研究結果

ロンドン大学の研究で718人の男女を対象に全員の収入、貯金、借金を調べた上に1年に渡りお金の使い方を調査しました。

第三者がオンライン上で消費を確認できるようにして採点したところ、

お金の消費をランク1(堅実的)からランク5(見栄っ張りで無駄な浪費)で分けます。

ランク1の消費はリーズナブルな値段の実用品や生活に関する買い物などで、

ランク5の消費は豪華な海外旅行、ブランドものの買い物、豪華なパーティなどです。

被験者にはビッグファイブ(特性5因子診断)による性格判断も受けてもらいました。

ビッグファイブというのは、膨大な統計調査によって相関関係を見い出し導き出された性格診断法で、性格を以下の5つの因性に分けていきます。

外向性
神経質傾向
誠実性
調和性
開放性

ここからお金の消費パターンと性格の関係を見ると、外交的でなぜか収入の低い人ほどランク5での消費が多かったという結果がでました。 続きを読む

ほとんどの人が誤解している本当にやる気を出す方法は?

一番やる気を上げるための要因って何か知っていますか?報酬?頑張ってるねって褒められること?

実は毎日自分が進んでいるなという感覚を得られるようなハーバード大学教授テレサ・アマビールに言わせるところの「小さな勝利」です。

自分が成長しているな前進しているなという感覚が私達のやる気(モチベーション)を大きく影響します。

彼女の研究は、7つの会社から238人のビジネスマン(ウーマン)を集めて毎日のやる気の変動を12000時間!も記録し続けました。

結果、自分にとって意味のある仕事が前に進んでいる時にモチベーションが一番高くなるということが分かりました。

↓の本では詳しく説明があります。

ここで言っている小さな進捗が小さな勝利(Small win)のことです。多くの研究結果からこの小さな勝利がいかにモチベーションを上げるかが分かります。

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自分のことは客観化できない。

自分のこと、どれくらい分かってると思ってますか?

2014年に自己認識能力に関する研究を行ったターシャ・ユーリックによると、多くの人は思い込みにとらわれ、客観視できません。

↓の本の中で実際的な自己認識能力の高め方が説明されています。

彼女は5000人近い参加者を対象に10件の調査を実施し、自己認識とは実際に何なのか、なぜ必要なのか、どのようにして高められるかを実験しました。

その結果、

自己認識とは何か、それを高めるには何が必要かに関し、多くの驚くべき障壁、誤った通念、そして真実が明らかになりました。

95%の人たちは自分自身をよく知っていると信じているにも関わらず、実際はわずか10~15%しか自己認識能力をもっていない、実に珍しい資質であることが判明しました。

仕事の能力、リーダーシップ、経済的立場、学校での成績、仕事の生産性などあらゆる点で自分のことが分かってないということです。

第三者の意見をいれないと10%-15%しか自分のことを認識できないのです。

自分のことを認識するというのは、例えば自分の人生で何が欲しいのか
自分がどう行動すればいいのか、そういうことを計測するのが自己認識能力(アセスメント能力)です。

アセスメント能力が高い人は仕事でも成功するし、人生の満足度も高く、問題を抱えにくいということが分かってます。

アセスメント能力を高めることが自分を客観化できるし、自分の能力を高めることにつながることができます。

でがどうしたらアセスメント能力を上げられるのか?

1.なぜではなく何がと考える。

2.ゴールを決めて計測する。

3.他人からデータを取る

1.なぜを考えると自分を正当化するために色々な理由を考え付く。


人間はバイアス(思い込み)にまみれています。

なぜを考えると自分の都合のいいことばかり考えてしまいます。

仕事うまく行かなかった時、上司が悪いとか、学歴がないからとか、体調が悪いからとか、自分を正当化するための言い訳が沢山でてきます。

気分にも左右されて、いい気分の時は これはしょうがない不可抗力だと思うし、気分が悪い時だと、やっぱりだめなんだとか、ネガティブに考えてしまいます。

どんどんバイアスにまみれてしまいます。

なぜではなく、何がうまく行かない理由なのか? を考えてみる

すると、上司とのコミュニケーションがうまく行ってなかったとか、クライアントとの何等かの問題があったとかなど具体的な問題を考えられ、実際の解決策にむかうことができます。

なぜ仕事がうまくいかないのかを考えると、抽象的で解決しづらい自分に都合のいいことを考える方向にむかってしまうので、何が原因なのかということを考えるのがいいってことですね。

2.目標を決めてその進展を計測する。

3か月間のコーチングプログラムに参加して、自分のゴールを決めて記録していくという実験結果があります。

何がいいかというと、目標を定めてその目標に至るまでを記録していくと、何がうまく行っていて何がうまくいってないか把握できるので無駄なことで悩まないようになります。

自分の達成したいゴールのために何をしたらいいのかが段々と見えてくるようになります。

ゴールを決めても具体的なステップを考えないとどうしていいか分からないですよね。

実際に具体的なステップを記録し、うまく行ったかいかないかで次はどうするかが判断できるようになるわけです。

立ち位置を確認するために記録をつけて立ち位置に応じて対策を考えるということですね。

3.データを取る

冒頭にも書いたように自分を客観的に認識する能力が大抵の人は低いので、他人に意見を求めることが重要です

普段からそういうチェックをしてくれるような人と仲良くなっておくことがいいと思います。

例えば仕事でこの目標を達成するためにこういうステップを考えているけれど、この方針で大丈夫か?と信頼できる同僚や上司に聞いてみると自分がどういう立ち位置か理解できます。

心理学者ティモシースミスは恋愛関係にも同じようなことが起きると考えていて、
300組を対象とした実験で相手の良くない点、怒りっぽさなどを調べました。

自分で自分の性格を判断するよりもパートナーから見てもらったほうが客観性があったという結果があります。

パートナーの怒りっぽさは心疾患に関わる性質なので、パートナーが何が原因で怒りっぽいのかを相手に客観的に判断してもらい、怒りっぽさを直していく具体策を考えられることになり、しいては心疾患になる可能性を低くできます。

まとめると、

自己認識能力を高めて自分を客観視できるようになるには、

まず、なぜではなく何?と考えること。

そして、ゴールを決めて記録をつける。

他人にチェックしてもらい、立ち位置がうまく行っているか判断してもらう。

ことが重要です。

時間がある人がお金持ちより幸せな訳

前提条件としてお金は普通に暮らしていける分存在します。

日本なら年収600万から700万円くらい。1000万あればほぼ十分です。それより少ない年収の人でも時間に価値を置いている方が幸せを感じているという研究結果があります。

時間に価値をおく方がいいというけれど、お金に価値を置いてしまうのは生活に苦しいからではないか?とか、お金に余裕があるから時間に価値をみいだしているのではないかという疑問はあります。

じつは不幸な人ほどお金に執着しているのではないかと考えられています。

研究結果では、お金がある人もない人も時間に価値を置いてる方が幸せであるようです。

カリフォルニア大学で4415人の男女を対象にお金に関するアンケートをするという実験を行いました。(ソース

お金と時間がどちらが大事だと考えるか、例えば年収は多いけれど労働時間が長い方がいいのか?それとも年収は低いけれど定時で帰られる方がいいかなど、現在の幸福度と人生の満足度や今の年収と労働時間など調査しました。

結果は、

64%の人達が時間よりお金が大切だと考えていたのですが、実際はお金より時間を大切にしている人達がそれ以外の人達より幸福でした。

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