緑茶にはさまざまな効能がある一方で、消化酵素をブロックする作用があり、特に鉄分の吸収をさまたげる効果がよく知られていて貧血気味の人には要注意です。
緑茶と鉄分
もっとも有名な緑茶のデメリットが鉄分のブロック作用です。
カテキン(特にEGCG)には鉄分の取り込みをじゃまをする働きがあって、ヘム鉄でも非ヘム鉄でも同じ現象が起こります。(ソース1、ソース2)
2005年の論文(ソース)によると、
150mgのカテキンで鉄分の吸収率は14%減少
300mgのカテキンで鉄分の吸収率は27%減少
という結果が出ています。
市販の緑茶(500ml)には約200mgのカテキンが入っているので、これを飲んだ場合は、鉄分の摂取量を意識して2割ぐらいは増やしたほうがいいということになります。 続きを読む