いつもより就寝と起床を1時間ずらすとうつ病リスクが23%も改善!?

早起きな人はメンタルが健全であるというのは、過去の観察研究で見られる傾向です。

たとえば、1日に8時間寝る人を比べた場合でも、朝8時に起きる人よりは朝7時に起きる人のほうがうつ病にかかりにくかったりします。

ある観察研究では、夜更かしをする人は早起きをする人の2倍もの確率でうつ病になるとまで言われています。

ただ、ここで謎なのは「メンタルを改善するためにはどれぐらい早起きすればいいのか?」というポイントです。

当然ですが、いくら早起きが良いといっても夜型の人が午前5時に起きたり、すでに朝早く起きている人がさらにもっと早く起きるのは現実的ではないので、最低限のレベルは知りたいところです。

2021年に出たデータ(ソース)は「どれぐらい早起きするとどれぐらいメンタルに影響するのか?」を調べてくれていて役に立つと思います。

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自然と筋トレのメンタルへの効果がすごい!

以前も記事にしましたが、メンタルの改善に役立つのに、自然と筋トレを紹介します。

どれ位自然の中で過ごすと健康効果があるの?

自然はメンタルに良い

自然がメンタルに良い!」というメタ分析が出ていたので(ソース)、ざっと内容を紹介します。

これは「自然のなかにいるとストレスが減るのか?」という問題を調べたもので、8つの横断研究と4つのランダム化比較試験をまとめた内容になってます。

1つの試験あたりの平均参加者数は760人で、

  • そのうち5件では主観的なストレスのレベルをチェックしている
  • 6件ではストレスの生理学的マーカー(fMRIスキャン、唾液コルチゾール、血圧測定、心拍数とリズム、筋肉の緊張など)をチェックしている

みたいになってます(残り1件は両方の指標を使用)。

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健康な人でもビタミンDは摂取した方が良い!

健康な大人でもビタミンDを

ビタミンDは免疫系やメンタルの働きに関係しているので、不足するとタバコ並みの害が出てしまう可能性があります。

ビタミンDの摂取でメンタルが37%も改善!

イギリス政府から、「健康な大人でも冬場はビタミンDサプリを飲もう!」というガイドラインも出ています(ソース)。

1日10mcgのビタミンD

新たなガイドラインの要旨は、

  • ここ数年の研究で、昔よりもビタミンDが重要なことがわかってきた
  • とにかく骨と筋肉の健康に超重要なのに、多くの人は必要量を満たしてない
  • 太陽光が少ない冬季は、健康な大人でも1日10mcgのビタミンDを摂るべき!

となっています。

バランスが良い食事をしていれば、夏場は問題ないかもですが、10〜3月ぐらいまではサプリを使ったほうがいいとのことです。

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マインドフルネストレーニングで脳が変わった!

マインドフルネスは、自覚、気づき、集中、覚醒など表現できます。

反対語を見ると、単に思慮のないことだけではなく、注意散漫、ぼんやり、集中力欠如なども当てはまります。

マインドフルネスの効果については議論が分かれるところですが、2018年にでた「マインドフルネスで脳が変わった」という論文(ソース)が興味深いです。

「.b」プログラムを8週間受ける

これはイギリスのバンガー大学による実験で、16〜18歳の40人の学生が対象です。まずは全体を半分に分けて、

  1. 8週間のマインドフルネストレーニングを受ける
  2. 何もしない

という感じで過ごしてもらいました。

ここで使われたトレーニングは、「.b」(ドットビー)というもので、イギリスのマインドフルネス団体が子供の教育ように開発したプログラムです。

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