「悪い上司は部下の睡眠にダメージを与える!」という面白い研究(ソース)があります。
ブラックな上司だと、ストレスが激増するのは当然なので、確かに睡眠にも悪影響は出るだろうと思いますが、このオレゴン健康科学大学などの研究チームは「上司が睡眠に影響するのはストレスだけではない」と主張しています。
それは、主に2つの原因をあげています。
- 「僕は数時間しか寝ないで働いてる」とか寝ない自慢をするタイプの上司を持ってしまうと、部下に「8時間も寝るのはダメなのか」という罪悪感を抱かせ、自分自身の健康を顧みない態度を育ててしまう
- 上司が従業員のワークライフバランスをサポートせず、プライベート中にも仕事の連絡をしてくる場合は、部下が「つねに臨戦態勢でいなければ」という気分になり、そのせいでやはり睡眠の質が下がってしまう。実際、新型コロナで増えた在宅勤務の研究でも、上司が通常の勤務時間外に介入してくる会社ほど、在宅ワークのパフォーマンス低下することが示されている。
確かに上司は部下の睡眠への影響が大きいということで、研究チームは、この考え方を「スリープ・リーダーシップ」と呼んでます。
研究チームによれば、
” 家族をサポートしてくれるような上司を持つ従業員は、仕事と家庭を両立させる際の時間管理が容易になるだろう。
そして、時間管理ができるようになると、従業員は規則的な就寝時間を確保したり、時間通りに就寝したり、より長く眠ったりできるようになる。”
とのことです。