ダラダラと仕事をやってると死亡率が高くなる!?

仕事を先延ばししてだらだらしていると、日常的なストレスがホルモンを暴走させて体にダメージを与え、死亡率まで高くなってしまいます。(ソース

これはどういう仕組みでそうなるかと言うと、

仕事をダラダラやっててストレスが高まると、まずは脳の原始的なエリア(扁桃体)がパニックを起こし、内分泌系に「なんとかしろ!」と命令を出します。

次に、命令を受けた内分泌系は、下垂体からACTHとTTHってホルモンを分泌します。

これが副腎に影響をあたえて、コルチゾール(ステロイド)の分泌を促進します。

コルチゾールは、強いストレスを受けたときに作られるホルモンで、

体に以下のような変化が起きます。

  1. ストレスを受ける
  2. 副腎がコルチゾールを作り出す
  3. 血糖値があがる
  4. インスリンの分泌量がさがる
  5. アドレナリンが心臓のスピードをあげる
  6. コルチゾールが血管をせばめる
  7. 全身が緊張してテンションがあがる

コルチゾールは、ストレスや外敵に備えて闘争心をあげる働きを持っています。

 そして、ACTHが甲状腺に影響をあたえて、心拍数や代謝が激しくあがります。

無闇に心臓がドキドキするので、人によっては不安やうつ症状が出たりします

この不安が原因でさらにストレスが高まり、再び脳がパニックを起こすという悪循環となってしまいます。

つねに体内にコルチゾールが多く分泌されていると、どんどん全身がストレスホルモンに慣れていって、やがて、どれだけコルチゾールが増えても体が無反応になってしまいます。

 本来ならば、コルチゾールが白血球の暴走を食い止める役割をしていますが、全身がコルチゾールに反応しなくなってるので、白血球が暴走して体を傷めつけまくって、体が慢性炎症になってしまいます。

ストレスホルモンを作り出すにはエネルギーが必要なので、そのために副腎に近い肝臓に脂肪をため込もうとします。

その結果として脂肪肝の状態になり、さらに全身の炎症が進ます。

以上のように、初期のストレスがホルモンの連鎖を生み出し、それが心臓を傷めつけ、全身に炎症を起こし、さらには内臓の脂肪を増やして死亡率を高めていくわけです。

過労死などは、まさにこのメカニズムが効いてると言えます。

仕事の先延ばしだけでなく、日常のストレスが積もっても同じ問題が起きてしまうので、ストレス解消は日頃から行うことが必要です。

寝なきゃいけないときになぜスマホを見てしまうのか?

寝なきゃいけないのはわかってるんだけど、ついダラダラとスマホやテレビを見て先延ばししてしまうという悩みは良くある話ですね。

これは世界的な現象らしく、「寝るのを先延ばしにする人と、すぐに眠りにつける人がいるのはなぜか?」という疑問を調べた研究(ソース)があります。

これはドレスデン工科大学の173人の大学生を対象にした実験で、調査内容は、まずは全員に「意志力は限られたリソースだと思いますか?」というポイントをたずねてます。

世の中には「人間の意志力は使えば使うほどすり減っていく」という考え方がありますが、それをどれぐらい信じているか?ということです。

ここで研究チームは、「意志力への態度が夜すぐに眠れるかどうかを左右してるのではないか?」という仮説を立てたわけです。

さらに、研究では被験者に以下のポイントもたずねました。

  • 自分自身は意志力がどれぐらいあると思うか?
  • 自分のことを朝型だと思うか?それとも夜型だと思うか?
  • 理想的な就寝時間は何時ぐらいだと考えているか?

アンケートが終わったら、最後にすべてのの学生に10日間ほど毎日「睡眠日記」を書くように指示しました。

前日の夜に何時寝たか、目覚めたのはいつだったか、睡眠の質はどれくらい高かったか、就寝時間をどれぐらい先延ばしにしたかなどを把握して、すべてのデータをまとめました。

確認されたことは、

  • 「意志力は限りあるリソースだ」と考えている人は、「意志力は無限だ」と考えている人にくらべて、40〜50分ぐらい寝床でダラダラしがち
  • 日中のストレスレベルが高かった時ほど、人は寝床でダラダラしてしまう

だったそうです。意志力への態度とストレスベルの2つが、夜のダラダラを引き起こしてる可能性が高いわけです。

ただ、この研究では、「なんで意志力は有限だと思ったり、ストレスが多いと寝るのを先延ばししたくなるのか?」っていうメカニズムの面は追及してないので、このような現象が起きる理由は不明です。ストレスが多いなら「すぐ寝て忘れる」のような心理になってもおかしくない気がしますから。

というわけで、研究チームが推測したのは、

  • 「意志力は有限だ」と考えている人は、ストレスから回復するにはより多くのリラックスタイムが必要だと感じがちだから、そのため、リラックスのためにテレビやスマホみたいに頭を使わなくてもいい活動に時間を費やしてしまうのでは?

一晩ぐっすり眠ってもリラックスはできるけど、それには8時間待たなきゃいけないから、それなら手近な娯楽ですぐに快楽を得たほうがいいのではと考えてしまうわけですね。

そんなわけで、ついつい寝るのを先延ばしにしがちな方は、

  • とりあえず「意志力は無限のリソースだ」(ソース 意志力の消耗は思い込みはかもしれないという論文実験)という考え方に触れてみる
  • できればストレス日記かなんかをつけて、自分のストレスが睡眠にどのような影響を与えているかを把握する

といったあたりが対策になりそうです。

私も寝る前のスマホやタブレットがやめられなくて、睡眠に悪影響を及ぼしている気がするので、無意識のうちに意志力は限りがあると思っているのかもしれません。

先のばしをやめて「すぐやる」を習慣化するには

ついつい面倒なことは後回しになってしまいますよね。でも先延ばしにはいいことはないどころか、体への悪影響やお金にこまってしまうことになるかもしれません。

モチベーションを上げればすぐできるのではないかと言われますが、モチベーションを上げるのが大変ですよね。実は手を付けてしばらくするとモチベーションがあがっていくのですが、手を付けるまでが大変です。

ビショップ大学の心理学者フューシャ・シロイス教授によると、先延ばしを続けると脳がストレスを感じ、コルチゾールという抑制ホルモンを大量分泌させます。

さらに先延ばしが続くと、心臓への負担や肝臓に脂肪を貯めこんだりして健康へのリスクが高くなることが分かっています。

さらに、カルガリー大学の研究によると、先延ばしをする人は蓄えも先延ばしする傾向にあるので先々の安定した人生設計を立てることが出来ず、お金に困ってしまう傾向にあります。 続きを読む