働く時間が週40時間超えると死ぬリスクが高くなる!

働きすぎが体によくないのは当たり前ですが、2015年にロンドン大学から出された2つの論文(ソース1,ソース2)は「具体的にどれだけ働くリスクがあがるのか?」ということを調べています。

ひとつは「労働時間と心疾患リスク」に関する調査で、もうひとつは「労働時間と糖尿病リスク」をチェックしたものです。どちらも一流誌の「ランセット」に載ったメタ分析で、かなり信頼性が高いと言えます。

週の労働時間が55時間を超えると脳卒中リスクが33%あがる!

まず一つ目の論文は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアから約60万人のデータを集めて、「労働時間と心疾患」の関係を8.5年間ほど追跡したものです。その結果は、

  • 週の労働時間が40時間までなら問題なし!
  • 週の労働時間が41〜48時間になると脳卒中リスクが10%高まる!
  • さらに週の労働時間が55時間を超すと脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%高まる!

みたいになっています。 仕事のストレスが心疾患によくないのはもちろん、働きすぎな人は酒量が多かったり運動不足の傾向もあるので、そのへんが影響してるようです。

日本の基本労働時間て40時間(一日8時間)なので、ちょっとでも時間外労働したら、すぐに48時間ぐらいいきそうですね。そして41-48時間だと脳卒中のリスクが10%も上がってしまいます。

週の労働時間が55時間を超えると糖尿リスクが30%あがる!

もう一つの論文は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、日本から約22万人のデータを集めて、「労働時間と糖尿病」の関係を7.6年間ほど追いかけたもの。その結果は、

  • 週の労働時間が33〜40時間までなら問題なし!
  • さらに週の労働時間が55時間を超すと糖尿病リスクが30%高まる!

となっています。

この数値は喫煙や運動量、肥満などの影響を調整しても変わらなかったということです。

こちらも長時間労働のストレスにプラスして、睡眠、リラクゼーションやエクササイズが足りないのが大きいようです。

以上のことから、こちらも週55時間以上の労働は死ぬリスクが30%!という結論でした。

厚労省は週80時間を超える残業を過労死ラインにしてますが、この基準よりもかなり下の段階から死のリスクは高まっていくようです。

大体80時間ってどういう状況でそんな仕事ばかりになるのか想像しにくいですが、死へのリスクは55時間を超えたあたりからかなりやばいということです。