お酒はたった一杯でも寿命を縮めるかも!

酒は体にいいのか悪いのかは難しい問題で、「1日2杯ぐらいなら心臓病のリスクを下げてくれる」という話は聞いたことがあると思います。

でも最近ではどちらかというと反対の意見が強くなってきて、例えば、2016年のメタ分析(ソース)「酒の健康効果は実際はなくて、あったとしても超少ない」という結論が出ています。

お酒は一杯だけでも寿命に影響がでる

そして2016年に新たに出たメタ分析(ソース)では、「酒は1杯でも寿命を縮める!」という結論になってて、驚きです。

これはワシントン大学の研究で、1990年から2016年のあいだに行われた694のデータを分析したものです。

世界195の地域から集めたサンプルを使っていて、心疾患のリスクや、酒と癌の発症率や事故死の可能性まで含む内容です。酒の健康調査というと、だいたい心疾患との関係だけをチェックしたものが多いので、質量ともにとても良い内容になっています。

結論ですが、

” 酒による健康への悪影響を最小化するためには、1週間の酒量をゼロユニットにしなければならない。”

だったのです。

つまり、週に1杯の酒を飲むだけでも、なんらかの悪影響が出る可能性があるということです。

酒の1ユニットはアルコール10g分で、具体的には、週にビール1缶、グラスワイン1杯、ウイスキーのワンショットぐらいなので、まさにほんの一杯でも悪影響が出るということです。怖いですね。

酒の健康効果はデメリットをカバーできない

その他の研究結果としては、

50歳以上になると、酒は癌リスクの大きな原因になる。あとは事故、自傷、肺結核などとも関連がある

全年齢において、酒によるダメージは、おもに心疾患か癌の形で現れる

「1日2杯の酒」で心疾患と糖尿病リスクの低下も見られたが、その他の健康リスクをカバーできるほどのインパクトはない

ということになっています。

確かにアルコールが健康に良い側面もなくはないんだけど、あまりにも影響が小さすぎて意味がないということです。ちょっと悲しいですね。

では、酒を止めるとどうなるかと言いますと、

酒を長期にわたって止めると、40歳までに寿命が1〜2年増える

みたいな感じです。結構長くなる感じがします。

研究者によれば、

” この研究から得られる教訓は、「健康に良い」と思って酒を飲んではいけないということである。そして、酒を飲むことを選んだら、今後の寿命と幸福のためにアルコール量を最低限に減らすようにすべきだ。”

ということです。

結局お酒は思ったより健康に良くないし、どちらかといえばデメリットが多いという結論になってしまいましたね。