オメガ3が多く含まれる魚は体に良いと言われていますが、
マグロのような大きな魚は水銀を多く含んでいて食べすぎると体内の炎症があがり、心臓病の可能性が高くなるのではという研究結果もあります。(ソース)
ですが、2011年のハーバード大学公衆衛生大学院などが行った大規模な調査(ソース)では、
魚で水銀の量が増えても病気のリスクは上がらないのではないか?
という結論になっています。
マグロを毎日食べることはないですが、魚好きには朗報ですね。
飽和脂肪といえば、昔から心臓病の原因とか肉を食べると血管がカチカチになるとか言われて、かなり悪い扱いをされてきました。
肉やバターに入ってる飽和脂肪酸を減らしたら、本当に心疾患にかかるリスクは減るのか?という問題です。
「飽和脂肪を減らしたら心臓病にならないのか?」という問題に関する、かなり質が高いメタ分析(ソース)が出ていて、面白い結果になっています。
新しく出たデータはコクランによるもので、一般的にコクランの出版物は学術研究のゴールドスタンダードと見なされていて、ここで出た結論はかなり精度が高いケースが多めです。信頼のブランドのひとつと言えます。
ちなみに、コクランは2001年から不定期に飽和脂肪に関するレビューを続けていて、今回のは4回目の改訂版になります。最新バージョンでは、
という感じの内容になっています。