つま先や指先をちょっと出して寝るとよく眠れる?!

体温を上手に下げる

人間の体がどのようにすればよく眠ることができるのかというと、いくつかの方法が確認されていますが、体温調整が非常に重要だということが分かっています。

ポイントとしては体温がうまく下がることが重要です。

寝る前にお風呂にゆっくり入り体を温めておいて、しっかり体が温まった状態から体温が落ちやすい状況で眠れば良いということになります。

以前記事で寝る前どれくらいでお風呂やシャワーをしたらいいかということを書きましたが、大体寝る90分前ぐらいにお風呂に入って体温を上げて、その体温が落ちる時に眠くなり自然と眠るようにするといいと思います。

睡眠の質を上げるのに寝る前のお風呂は何時がベストなの?

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睡眠の質を上げるのに寝る前のお風呂は何時がベストなの?

2019年テキサス大学等によるメタ分析で、

寝る何時間前にシャワーを浴びるとよく眠れるの?

を調査したものです。(ソース

寝る前の入浴やシャワーにはメンタルのリラックス効果があります。

そのおかげで睡眠の質も上がりますが、その効果を最大化するタイミングはいつなのか?を調べてくれたわけです。

5,322件の先行研究から信頼度が高い17件を抜き出してまとめてあります。ポイントは、

何時のシャワーで眠りに入りやすくなるか?
全体の睡眠時間は長くなるか?
睡眠の効率は良くなるか?(ちゃんと本人の希望どおり眠れるか?)
主観的な睡眠の質は改善するか?(本人によく眠れた感はあるか?)

等を調べました。 続きを読む

難しい問題は取り合えず寝てから考える!

難しい問題にあたったとき、その日色々考えてどうしようもない時は、とりあえず今日は寝て明日考えようというやり方って科学的にどうなの?という話です。

2013年の論文(ソース)では、

一晩寝てから難しい問題に取り組んだグループは、休憩をしなかったグループよりも良い解決策を思いつく確率が高かったという結果があります。

2019年ノースウエスタン大学の実験研究では、(ソース

とりあえず寝てから考えよう!の効果をさらに高める方法が見つかった興味深い内容になっています。

これは61人の学生を対象にした研究で、以下のような実験を行いました。

● 全員に超難しいパズルに取り組んでもらう(なぞなぞや立体パズルなどの問題を解く)
● その際、1つのグループはパズルを解いている間には特定の音楽(クラシック音楽など)を流し、残り半分グループはパズルは無音の状態で解いてもらいました。

パズルを2分以内に解けなかった場合は、いったんあきらめて翌日に回す。 続きを読む

寝つきが良くなる5ステップ

不眠症を治すために開発された寝つきが良くなる方法は刺激制限療法とい呼ばれます。

2011年にアリゾナ大学が調査した研究では数ある快眠療法のなかで不眠に効く一番の方法とされています。(ソース

基本的な事は一つです。

ベッドルームは寝るためだけに使うこと。

1.本当に眠くなった時だけベッドに横になる。

2.ベッドは睡眠以外の目的で使わない。

ベッドで本を読んだり、食事をしたり、もちろんスマホも使ってはいけない。 続きを読む