金持ちに共通する4つの精神的な特徴

「お金持ちってどんな人なの?」という定番の疑問がありますが、心理学や経済学の世界でも研究が進められています。

いまのところ最も「金を儲ける可能性が高い」と言われるのが、「誠実性」や「グリット」(忍耐力や長期目標をやり抜く情熱)という性質を持った人たちです。

ざっくり言うと、欲に流されずにマジメでこつこつやれる人ほど成功しやすいってことですね。

誠実さ以外に大事な要素

「誠実性」だけでお金持ちになれるわけではなく、ほかにも大事な要素が提唱されています。

統制がどこにあるのか

統制がどこにあるのかとうのは、自分の経験を「内側」と「外側」のどちらでとらえるかということです。

たとえば「テストの成績が良かった」場合、内側の人は「オレが頑張ったからだ」と考え、外側の人は「先生の教え方が上手かったからだ」と考えます。

逆に「テストの成績が悪かった」場合、内側の人は「努力が足りなかった」と考え、外側の人は「先生の教え方が下手だかったからだ」と考えるみたいな感じです。

マネースクリプト

人間が無意識に抱いているお金への価値観を分類したものです。具体的には、

  • 金銭忌避:「金は汚い」「つつましく暮らすべき」みたいな考え方。
  • 金銭ステータス:「金こそが人間の地位を表わすのだ」「貧乏人はなまけ者だ」みたいな考え方。
  • 金銭崇拝:「金があれば自由になれる」「もっと金があれば幸せになれる」みたいな考え方。
  • 金銭警戒:「金は使うよりも貯めるもの」「お金は万が一のトラブルに備えるためのもの」みたいな考え方。
子供時代の経済状況

金持ちの家に生まれた人ほど教育レベルが高くなり、金融への知識も増えていくので、自然と金持ちになりやすいのではないかという説です。

ではどういう人に金持ちは多いのか?

金融心理学で有名なブラッド・クロンツ博士による論文(ソース)によれば「金持ちってどういう人なのか?」が分かるようです。「お金で不幸にならない11のカルテ」で有名な先生です。

このなかで、博士はアメリカで年収が上位2.5%に入る人たちを選び、351人に心理テストとアンケートを行ないました。参加者の年収は、だいたい平均で2300万円ぐらいだそうです。

上位2.5%に共通する性格とは?

データを分析したところ、上位2.5%の人たちに特有の性格傾向が出てきたということです。それは、

    • 金銭崇拝ほど金持ち:もっとも金持ちにつながるマネースクリプトは「金銭崇拝」ですマネースクリプト診断テストの数字がひとつ上がるごとに、金持ちグループに入る確率は5.9%上昇し、逆に、「金銭忌避」の数字がひとつ上がるごとに、金持ちグループに入る確率は8.6%下がるということです。

  • 他人の無心を断れない人ほど金持ち:友人や親からの借金の依頼を断れない人ほど、金持ちグループに入っている傾向がある。ただ、これは他人に金を与えるから金持ちになるというより、たんに金持ちな人は気前がよくなるということですね。
  • 「自分のせい!」と感じる人ほど金持ち:統制の所在については、内側タイプのほうが金持ちな傾向があるようです。失敗を他人のせいにしないので、悪いとこが改善されていくということでしょう。ただ、マネースクリプトにくらべると、金持ちへの影響力は弱めです。
  • 教育レベルが高い人ほど金持ち:これは予想どおりで、大卒で金融の知識があればあるほど金持ちな傾向があったということです。

 という感じです。

要するに、

基本マジメな性格で、失敗を他人のせいにせず、お金が大好きで、知識が豊富な人ほど金持ちになるということでしょうか?

研究者によれば、

”人間のパーソナリティには、その人物の未来を予測する力がある。その意味では、認知行動療法などでお金に対する価値観や態度、行動を変えていけば、より本来のゴールに近づけるかもしれない。

もしあなたが悪いマネースクリプトを持っていたとしても、過去の研究では、お金への信念が変えられることがわかっている。”

ということで、必ずしも金銭崇拝が幸せに結びつくわけじゃないですが、お金持ちになれないマネースクリプトの場合は修正したほうがよさそうです。