勉強の前に筋トレして記憶力を高める!

運動が脳の機能に良いという記事は過去にもいくつか書いていますが、「一回の筋トレでも長期記憶が上がる」というデータが出ていたので紹介します(ソース)。

1日20分の運動で頭が良くなる!

有酸素運動で記憶力が高まるのは知られていますが、筋トレについてはそれ程知られて面白い研究だと思います。

これはアトランタのGIT(ジョージア インスティテュート オブ テクノロジー)の研究で、具体的には、

  1. 参加者に数枚の写真を見てもらう(「記憶してください」とは指示しない)
  2. その後、半数の参加者に足の筋トレ(レッグエクステンション)を50回やってもらう。残りの半数は筋トレはしない

みたいな感じになっています。

そのうえで2日後に記憶テストをしたところ、

運動していない参加者で写真を正しく認識したのは50%だったのに対して、筋トレをしたグループは60%だった

という結果でした。

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フィセチンで脳の衰えが防げるのか?!

フィセチンはイチゴやリンゴにふくまれる天然化合物で、昔から酸化ダメージを防ぐパワーが強いと言われいます。


このフィセチンで脳の衰えを予防できるのではというデータ(ソース)が2017年に出ていて、参考になります。

フィセチンは、タマネギ、キュウリ、柿など、他の多くの植物にもふくまれてる定番のフラボノイドです。抗酸化ということで効果が期待できそうですね。

研究チームによると、

” 企業はフィセチンをさまざまな健康食品に配合しているが、この成分の本格的な試験は十分に行われていない。”

ということで、この研究を行ったようです。

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一般人より脳が20才も若いスーパーエイジャーの6つの要素とは?

スーパーエイジャー」と呼ばれる老人たちがいます。

これは80才にも関わらず50〜60才の脳を保ち続けるご老人たちのことで、そういう人が一定数いるようです(ソース1ソース2)。

これらのデータは、スーパーエイジャーになるには、ちょっときついぐらいの勉強や運動をするのが良いという結果でしたが、きつめの勉強や運動って長続きしなさそうです。

2017年に出たデータでは別の経路も指摘されていて、参考になると思います(ソース)。

スーパーエイジャーはテストの得点が高かった

これはノースウェスタン大学の研究で、31人のスーパーエイジャーが対象です。

全員に対して「リフの心理的幸福感尺度(ソース)」という質問紙に答えてもらい、それぞれの幸福度を採点しました。

「リフの幸福感尺度」は42問で構成されるアンケートで、「自分の人生に責任感を持っている」や「他人から思いやりがある人間だと見られやすい」みたいな質問があります。

昔から幸福度研究の世界でよく使われてきたテストです。

結論をざっくり言うと、

スーパーエイジャーの中央値は40点だったのに対して、一般的な高齢者は36点だった

という感じです。

人間の幸福に必要な6つの要素

では、具体的にスーパーエイジャーは何が違ったのかと言うと、以下の点が平均して高くでてました。

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脳を幸せにしてくれる9つの栄養素!

2015年にアメリカ食品技術者協会(IFT)から発刊の専門誌「フードテクノロジー」に出てた「脳の老化をふせぐ8つの栄養素」(ソース)という話がありますが、今度は「脳を幸せにしてくれる9つの栄養素」が選ばれていました(ソース)。

これは国際栄養精神医学会のレビュー記事で、トップクラスの精神栄養学者による見識です。

研究者によれば、

”うつ病のような精神疾患が激増している現代において、「栄養」はもっとも重要な要素のひとつだ。バランスのよい食事は、心臓学や内分泌学といった他の医療分野とならんで、メンタルヘルスに重大な影響をおよぼしている。

食事の質と栄養不足は、身体とメンタルの健康を決める本質的な要素だ。これは何度も証明されている事実である。”

とのことです。

うつ病と栄養不足の関係は昔からよく言われていて、

国際栄養精神医学会が選んだ「脳を幸せにしてくれる9つの栄養素」は以下のようになります。

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