筋トレで頭が良くなる!
「筋トレは脳にもいいのでは?」という話は昔からあります。
例えば、
などです。
2016年シドニー大学がもっと効果的な実験(ソース)をしていて、「筋トレで頭が良くなった!」ってデータが出ています。
80%の負荷で週に2回の筋トレ
これは100人の男女を対象にした研究で、年齢層は55〜86才。やや脳の機能が落ち始めた方々だけを選んだようです。
BDNFは脳神経や機能の発達をうながすタンパク質で、「脳を鍛えるには運動しかない!」で「頭を良くする物質」として取り上げられています。
脳をエンジンとすれば、BDNFはガソリンみたいなものなので、ないとエンジンはかからないということです。
BDNFを増やすには運動が一番だと言われいて、どんなエクササイズでも一定量は増えていくようです(ソース)。より効率よくBDNFを増やすポイントがあります。
「脳を鍛えるには運動しかない!」のレイティ教授によれば、楽しんで運動をしたほうがBDNFは出やすいんだそうです。
楽しむことで脳の報酬系が活性化するのが原因らしいです。
言うまでもなく、楽しんだほうが運動は続きやすいですし(健康を目的にしても運動は続かない)、「イヤイヤ運動をすると逆に太る!」(ソース)というデータもあるので、できるだけ自分が好きなエクササイズを選んだほうが良いということですね。
先日、足を鍛えると頭が良くなる話をしましたが、脳を鍛えるにはやはり運動が一番のようです。
運動が頭にいいのは間違いないですが、まだ謎なのが脳に効く最低の運動量はどれぐらいなのかということです。
過去には1日10分の軽い運動で脳機能が上がるというデータ(ソース)がありますが、これは30代の方をメインにした話です。では、中年以降の年齢の人はもっと運動しないと脳を鍛えられないのでしょうか?
2016年のキャンベラ大学の研究で、かつて行われた「運動と脳」に関する研究から、質が高い36件を選んでまとめたもの(ソース)があります。RCT(ランダム化比較試験)のメタ分析になっていて、かなり信頼性は高めと言えます。
昨日は水を多く飲んでも美肌にはそれほど影響はないという記事でしたが、今日は水が脳に影響を及ぼす話です。
「水で頭が良くなる!」という面白い実験があります(ソース)。
これは114人の大人、子供を含む男女を対象にした実験で、水分の摂取が脳の機能に与える影響をチェックしたものです。
水分が足りないと脳の働きが悪くなると言われてますが、この研究が良いのは、とくにのどが渇いてないときに水を飲んだらどうなるか?ということを調べたことです。
実験では、参加者を以下の3グループに分けました。
25mlの水を飲む
300mlの水を飲む
水を飲まない
その後、20分ほどの休憩を置いて、全員の注意力と記憶力を計るテストをしたところ、
注意力
水25ml=12%向上
水300ml=23%向上
水なし=1%低下 続きを読む