酒飲みは人の痛みに共感するのが苦手?!

アルコールはやはり脳を老けさせるという記事を以前書いたのですが、今日はまた酒飲みにはマイナスなお話です。

アルコールはやはり脳を老けさせる!

今回は、「飲みすぎる人は共感力が下がる!」という論文(ソース)です。

これは71人の男女を対象にしたテストで、そのうち半分は「酒を飲み過ぎ」に分類されるグループで、残りは「飲み過ぎてない」グループに分類される人たちです。

実験の内容は、

  1. みんなに手足を負傷した人の画像を見せ、「このケガが自分のものだと想像してください」や「このケガが他人のものだと想像してください」と指示する
  2. みんなが想像してる間の脳をfMRIでチェックして、参加者がどういう脳の反応をしてるかを調べる

となってます。

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化粧品に入ってるアルコールは肌に悪いの?!

基礎化粧品には、アルコール(エタノール)を含むものがありますよね。

特に理由はないですがエタノールのツンとする感じが好きではないのでアルコールフリーを主に使ってますが、このエタノールは肌にとって乾燥などを引き起こすなどで良くないのでしょうか?

このエタノールは酒に入ってるるアルコールとほぼ同じもので、一部では、このエタノールが「肌を乾燥させる」とか「肌荒れになる」みたいに言われているようです。

化粧品にエタノールを入れる理由は、

  • フレグランスオイルなど水で分解できない物質を分解させるため
  • 皮膚から脂質、油分、ワックスを取り除くため
  • 保存剤として使うため
  • 成分を肌に浸透させるため

などです。

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お酒はたった一杯でも寿命を縮めるかも!

酒は体にいいのか悪いのかは難しい問題で、「1日2杯ぐらいなら心臓病のリスクを下げてくれる」という話は聞いたことがあると思います。

でも最近ではどちらかというと反対の意見が強くなってきて、例えば、2016年のメタ分析(ソース)「酒の健康効果は実際はなくて、あったとしても超少ない」という結論が出ています。

お酒は一杯だけでも寿命に影響がでる

そして2016年に新たに出たメタ分析(ソース)では、「酒は1杯でも寿命を縮める!」という結論になってて、驚きです。

これはワシントン大学の研究で、1990年から2016年のあいだに行われた694のデータを分析したものです。

世界195の地域から集めたサンプルを使っていて、心疾患のリスクや、酒と癌の発症率や事故死の可能性まで含む内容です。酒の健康調査というと、だいたい心疾患との関係だけをチェックしたものが多いので、質量ともにとても良い内容になっています。

結論ですが、

” 酒による健康への悪影響を最小化するためには、1週間の酒量をゼロユニットにしなければならない。”

だったのです。

つまり、週に1杯の酒を飲むだけでも、なんらかの悪影響が出る可能性があるということです。

酒の1ユニットはアルコール10g分で、具体的には、週にビール1缶、グラスワイン1杯、ウイスキーのワンショットぐらいなので、まさにほんの一杯でも悪影響が出るということです。怖いですね。

酒の健康効果はデメリットをカバーできない

その他の研究結果としては、

50歳以上になると、酒は癌リスクの大きな原因になる。あとは事故、自傷、肺結核などとも関連がある

全年齢において、酒によるダメージは、おもに心疾患か癌の形で現れる

「1日2杯の酒」で心疾患と糖尿病リスクの低下も見られたが、その他の健康リスクをカバーできるほどのインパクトはない

ということになっています。

確かにアルコールが健康に良い側面もなくはないんだけど、あまりにも影響が小さすぎて意味がないということです。ちょっと悲しいですね。

では、酒を止めるとどうなるかと言いますと、

酒を長期にわたって止めると、40歳までに寿命が1〜2年増える

みたいな感じです。結構長くなる感じがします。

研究者によれば、

” この研究から得られる教訓は、「健康に良い」と思って酒を飲んではいけないということである。

そして、酒を飲むことを選んだら、今後の寿命と幸福のためにアルコール量を最低限に減らすようにすべきだ。”

ということです。

結局お酒は思ったより健康に良くないし、どちらかといえばデメリットが多いという結論になってしまいましたね。

アルコールはやはり脳を老けさせる!

最近の研究ではやはりお酒はちょっとでも脳を老けさせるという結果があって、恒常的に飲んでいる人には要注意です。(ソース

これは南カリフォルニア大学などの研究で、UK Biobank( 英国の健康機関)の参加者1万1651人の脳画像を分析しながら、全員のアルコール摂取量と比較したものです。

普段の酒量がどれだけ脳の変化と相関してるのかを調査したところ、

  • 1日あたりのアルコール消費量が1g増えるごとに、脳年齢は0.02歳ずつ老けていく
  • 酒を毎日飲んでいる人は、ほとんど飲まない同年代の人と比べて、脳の老化が0.4年ほど進んでいた(つまり、飲酒の習慣により脳の老化が加速する可能性がある)
  • ただし、もちろん脳の老化には遺伝的な要素も大きい。

という結果でした。

言い換えれば「1日1gのアルコールで脳は7日間老けていく!」ということです。

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