仕事を先延ばししてだらだらしていると、日常的なストレスがホルモンを暴走させて体にダメージを与え、死亡率まで高くなってしまいます。(ソース)
これはどういう仕組みでそうなるかと言うと、
仕事をダラダラやっててストレスが高まると、まずは脳の原始的なエリア(扁桃体)がパニックを起こし、内分泌系に「なんとかしろ!」と命令を出します。
次に、命令を受けた内分泌系は、下垂体からACTHとTTHってホルモンを分泌します。
これが副腎に影響をあたえて、コルチゾール(ステロイド)の分泌を促進します。
寝なきゃいけないのはわかってるんだけど、ついダラダラとスマホやテレビを見て先延ばししてしまうという悩みは良くある話ですね。
これは世界的な現象らしく、「寝るのを先延ばしにする人と、すぐに眠りにつける人がいるのはなぜか?」という疑問を調べた研究(ソース)があります。
これはドレスデン工科大学の173人の大学生を対象にした実験で、調査内容は、まずは全員に「意志力は限られたリソースだと思いますか?」というポイントをたずねてます。
世の中には「人間の意志力は使えば使うほどすり減っていく」という考え方がありますが、それをどれぐらい信じているか?ということです。
ここで研究チームは、「意志力への態度が夜すぐに眠れるかどうかを左右してるのではないか?」という仮説を立てたわけです。
さらに、研究では被験者に以下のポイントもたずねました。
ついつい面倒なことは後回しになってしまいますよね。
でも先延ばしにはいいことはないどころか、体への悪影響やお金にこまってしまうことになるかもしれません。
モチベーションを上げればすぐできるのではないかと言われますが、モチベーションを上げるのが大変です。
実は手を付けてしばらくするとモチベーションがあがっていくのですが、手を付けるまでが難しいです。
ビショップ大学の心理学者フューシャ・シロイス教授によると、先延ばしを続けると脳がストレスを感じ、コルチゾールという抑制ホルモンを大量分泌させます。
さらに先延ばしが続くと、心臓への負担や肝臓に脂肪を貯めこんだりして健康へのリスクが高くなることが分かっています。
さらに、カルガリー大学の研究によると、先延ばしをする人は蓄えも先延ばしする傾向にあるので先々の安定した人生設計を立てることが出来ず、お金に困ってしまう傾向にあります。 続きを読む