バーニーズニューヨークの2度目のChapter 11

1923年創業のニューヨークのマディソンアヴェニューにある高級デパートバーニーズニューヨークが2019年8月6日に再建型の倒産手続であるChapter 11を申請しました。

この20年間で2度目です。

手続き申請の期間中に身売り先を見つけるまで、ゴードン・ブラザーズ(Gordon Brothers)とヒルコ・グローバル(Hilco Global)の2社により$75 Millionの追加融資が行われますが、全米22店舗のうち15店舗を閉鎖する予定です。

なお、収益の3分の1を占めると見られているマディソンアベニューの本店は営業を継続します。

全部で$20 Millionになる債権の保有者は以下の通り名だたる名前が並んでます。

不動産投資会社であるジュネルマネージメントニューヨークのリース関連で$6 Million そして4番目に負債を抱えているシカゴ店のタイトル(所有権)も持っています。

ザ・ロー(メアリー・ケイトとアシュレイ・オルソンが所有する高級ファッションレーベル)に$3.7Million

ルイビィトン・セリーヌに$2.7Million

イブ・サンローランに$2.2Million

バレンシアガに$2.1Million

ジバンシーに$1.9Million

グッチに$1.8Million

プラダに$1.6Million等です。

大手のデパートですら大幅な撤退を余儀なくされている。

もはや店舗としての売り場は必要ないかもしれません。

Chapter 11に追い込まれた理由はどうでしょう。 続きを読む