朝のルーティンは守った方がよいというアドバイスがありますが、これが正しいのかを調べたデータ(ソース)が2020年に出ています。
これはテキサス A&M大学の調査で、
- 約400人の事務職員を集めて3週間にわたって調査
- みんながいつも朝どのようなことをしてるかを調べる(朝食を摂る、コーヒーを飲むなど)
- みんなが朝のルーティンをどれぐらい守ったかを調べて、その後のメンタルや仕事のやる気を調べる
などとなってます。
100%ではないものの週に2日とか3日ぐらいでWFH(在宅勤務)はありましたが、今はコロナの影響で在宅で仕事できるものは100%在宅になっています。
日本では在宅勤務について結構懐疑的でさぼっているのではないかと上司は気にしていると聞いています。
タスクをこなしている限りどんな働き方をしているかは特にアメリカでは問われることは少ないです。
定期的に会議があり、アサインされたタスクをこなしていく、分からないことや問題は、チャットや会議などで聞いていくという感じです。
ハーバード・ビジネス・スクールが、在宅勤務と生産性ややりがいについて研究(ソース)出してくれて興味深いです。
これは2020年の3月に行われた研究で、アメリカで働く600人強のホワイトカラーを対象に、2週間ごとに以下のポイントを質問しました。
昨日やる気をキープさせるにはタスクシフトが大事だという記事を書きました。
マルチタスクは良くないことは知られていて、生産性が下がるのはもちろんIQまで下がることがわかっています。
マルチタスクというと「YouTubeを見ながら原稿を書く」とか「LINEでチャットしつつ計算をする」みたいな状況ですよね。
結局一つのタスクに集中してない状態です。
実は生産性を大きく下げるのはマルチタスクだけでなく、ミネソタ大学の論文(ソース)によると、どうやら1つのタスクから別の作業に移っただけでも生産性は落ちるようです。
以前観葉植物について健康改善や空気清浄効果などについて記事を書きました。
今度は、家だけでなくオフィスにも観葉植物をデスクに置くと仕事の生産性が上がる効果について説明したいと思います。
リチャード・ワイズマンの「その科学が成功を決める」という本は、科学的な証拠にもとづいた生産性アップの方法が色々書いてあるのですが、その中で、「オフィスに植物を置け!」というアドバイスがあります。
ワイズマン氏によれば、以前私が記事に書いたように周囲に緑が多い病院に入った患者は病気の治りが早く、窓から緑が見える監獄で暮らす受刑者ほど病気にかかりにくいってデータがあります。
これは主に心理的な効果によるもので、原始時代の人間は植物に囲まれて暮らしていたため、自然と緑色を見ると安心感が起きるように進化したということです。
緑と創造性の関係を調べた研究もあり、テキサスA&M大学の実験では、オフィスに観葉植物を置いただけで、良いアイデアを思いつく確率が15%もアップという結果があります。