脳と心の使い方「脳と瞑想」

脳神経外科医の篠浦伸禎氏と、タイ・スカトー寺副住職のプラユキ・ナラテボー氏の対談本である、「脳と瞑想」を紹介します。

プラユキ氏が初期仏教の瞑想法を解説して、それに篠浦氏が「それは脳でいうとこんな感じ」と推測を述べるような内容です。

篠浦氏は、自身も簡単な瞑想でアルコール依存を解決した体験があるようです。

篠浦氏によると、

” 酒を飲むということは、脳をアルコールで麻痺させて、脳を使うことを放棄しているわけです。

問題を解決する方向に脳を使うのではなく、恐れから逃げているだけなんですね。

けれども瞑想によって恐れや心配などの余分なものが脳から一度取り払われたことによって、脳が一度リセットされ、脳自身が、自分の脳を使うということを目的に主体的に働くようになったという感じがします。”

認知療法の世界でも「体験の回避」が苦しみの原因だと言われているので、問題から逃げることが問題のようです。

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グーグル社員の10人に1人が実践するマインドフルネス瞑想

「グーグルのマインドフルネス革命」は、グーグル人材開発部門のビル・ドウェインへのインタビューをもとに、その合間にマインドフルネス瞑想のメリットや脳への影響などの解説がされています。

グーグル社内に31カ所の瞑想スペース

本書によれば、グーグル社員の10〜15%は「サーチ!」で紹介された瞑想コースや、「脳科学は人格を変えられるか?」でも一押しされていた「マインドフルネスストレス低減法」に参加しているらしいです。


また、グーグル社内には31カ所の瞑想スペースがあり、社員たちは「ヘッドスペース」という瞑想アプリ(ヘッドスペース)で日常的に瞑想を行ってるらしいです。

で、そこまでグーグルが瞑想を推す目的は

  • 自己認識力
  • セルフコントロール力

の向上がメインです。

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ヨガと瞑想で集中力を高める。

ヨガにはどういうイメージがありますか?

健康的、ストレッチとは違うポーズが一杯、体が柔らかくないと大変とかあるかと思います。

最初は体が硬いかもしれません。でも続けることで段々と柔らかくなっていきます。ヨガのポーズには難しいものもありますができる範囲で行えばいいです。

ヨガは瞑想と同様呼吸に集中します。ヨガと瞑想を取り入れるとどんな効果があるでしょうか?

1.ヨガは色んなポーズをするのでストレッチ効果がある。

2.呼吸に集中することで心と体がつながる。

3.ヨガの前に瞑想を取り入れてさらに集中力を増す。

4.体をひねったり、胸を広げるポーズは肩こり改善や血のめぐりをよくする。

1.ヨガは色んなポーズをするのでストレッチ効果がある。

ヨガには色々なポーズがあります。太陽崇拝が有名ですが、これだけやっても体がゆっくりほぐされていきます。ポーズ毎に呼吸を合わせます。

ポーズを続けてられないときはいつでもチャイルドポーズで休んで大丈夫です。無理は必要ありません。

息を吐いたときに体の筋を伸ばしているとどんどん先の方まで伸びてきます。

ヨガをやった後、体がほぐれた感じがするのは筋がよくのびて血流が良くなっているからです。 続きを読む