HIITはトラブルに対応できる柔軟な脳を作る

運動すると頭が良くなるというのは、科学的によく知られたことですが、どんな運動をすれば、脳の働きが改善するのでしょうか?

2019年の「運動と脳」に関する論文(ソース)によると、HIITのように高負荷で短時間の運動が、脳の構造を良い方向へ変えてくれて、脳の働きがよくなるということが確認されています。

研究チームによると、

”定期的な有酸素運動が脳に良いことはすでに知られており、記憶力や注意力、学習能力の向上などをもたらす。

しかし、なぜ運動がそこまで有益なのか、そしてベストな運動、強度、持続時間はどのようなものか?という点についてはまだ研究の必要がある。”

ということで、ここでは過去に行われた「有酸素運動と脳の神経可塑性」に関する研究から8つの文献を選んで内容をまとめた系統的レビューです。

データ数は少ないですが、参考になる内容と言えます。

神経可塑性(しんけいかそせい)」というのは、脳のシナプス結合が様々な経験のおかげで増加したり減少することを意味しています。 続きを読む