アボカドで肌がきれいになる?!

アボカドには、食欲抑制したり、集中力をあげたり、糖尿を予防して悪玉コレステロールを減らしたりというダイエット効果からアンチエイジング効果まで様々あります。

アボカドで糖尿を予防し悪玉コレステロールも減る!

アボカドで集中力が上がる!

さらに2022年に「1日1個のアボカドで美肌になるかも!」というデータ(ソース)が出ていて、紹介します。

アボカドが肌に良いという話は昔から言われていて、というのも、

  • アボカドにはカロテノイドが豊富にふくまれている(カロテノイドの摂取は肌の老化を食い止める働きがある)
  • さらに、一価不飽和脂肪酸やポリフェノールなどの有益な化合物も豊富に含まれている

ということで、肌のみならずアンチエイジングに役立つ要素が盛りだくさんな訳です。

この新しい試験は8週間のRCT(ランダム化比較試験)になっていて、

  1. 参加者は、フィッツパトリック皮膚II-IV型(色白から薄茶色の肌)の女性41人(平均年齢45.5歳)
  2. 参加者の半分には、いつもの食事に1日1個のアボカドを加えた食事をとってもらう
  3. 8週間で皮膚の弾力性と、腕の内側の紅斑指数(皮膚の赤みと炎症)の変化がどうなったかを調べる

といった感じになってます。

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美肌に効く植物由来成分5つ

美肌に効く成分としては、いまのところビタミンAとビタミンCの研究例がずば抜けて多いですが、まともな実験データが増えてきたのが「植物系」です。

おもにオーガニック系のコスメでよく見かけるフレーズで、イソフラボンや植物性ヒアルロン酸とかが有名なところです。

その中から科学的根拠のあるものを5つ選んでみました。

ティーツリーオイル

アロマオイルとして有名なティーツリーオイルですが、実は美肌の効果も確認されています。2002年の論文によると(ソース) 、

  • アルファテルピネオールによる活性酸素とバクテリアの除去
  • テルピネン-4-オールによる炎症性分の抑制(インターロイキン10とか)
  • シネオールによる抗菌効果

というメカニズムが判明しています。

なかでも信頼できそうなのが2004年のデータ(ソース)で、123人を対象に5%のティーツリーオイルを使ってもらったところ、何もしなかった参加者より5.75倍もニキビが治ったということです。

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「本当に美肌に効く」食事とサプリメントとは?

昨日に引き続いて、美肌に関する話です。基本サプリはサプリでしかないということで、何を食べたら綺麗な肌になるのでしょうか?

ネットには美容に効く食事やサプリの情報があふれてますが、本当にどれが大事なのかはわかりにくいですね。

が、2014年に美肌に効く食事とサプリついて大きな結論を出した論文(ソース)が出ていて、美肌と食事に関するまとまった研究ってほとんど無かったので、参考になると思います。

野菜と果物は神。特にビタミンCは最重要

これはニューカッスル大学の研究で、過去に行われた27件のデータをまとめた系統的レビューになっています。参加者は4741人で、科学的に信頼できる内容になってるかと思います。

まず、食事と美肌に関する結論は、

  • 野菜とフルーツの摂取量が増えるほど顔のシワは減る。すべてのポリフェノールとビタミンは肌に有効。
  • なかでもビタミンCをふくむフルーツとオリーブオイルはシワ取りの効き目が高い。
  • 特にビタミンCはシワのほかにも肌の乾燥や退化を防ぐ効果が高い。できればサプリではなく食事から摂ったほうがよい。

といった感じです。

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お肌の保湿には水はやっぱり欠かせないの?

モデルさんなどは「1日に4リットルは水を飲みます!」みたいな方もいるのですが、目的は「水を飲むと美肌になる」って考え方だと思います。

確かに美肌をたもつには水分は必要ですが、本当に水を飲めば飲むほどいいのでしょうか?

お肌の保湿に関する過去の論文を調査しました」というレビュー論文(ソース)があって参考になると思います。

これはベルリン大学の研究チームによるもので、「水をいっぱい飲んだらお肌の水分は増えるか?」という問題を23件の論文をもとにまとめた論文です。

ただし、この23件を精査したところバイアスが強すぎて使えず、最終的に残ったデータは6つだけだったということです。

こんな基本的なテーマでも、意外と研究例って少ない感じです。

被験者の年齢は24〜56歳のあいだで、これぐらいの年齢の方には参考になるデータです。

結論から言うと、

ほんの少しの差ではあるものの、1日に1〜2リットルの水を飲むと、確かに有意に上皮角質層 の水分量は上がる

ということです。 続きを読む