能力の高さはファッションにすごく左右される?!

人の能力は服装で判断される!という研究が2019年プリンストン大学から出ています。(ソース)

主筆は「第一印象の科学」で有名なアレクサンダー・トドロフ博士で、見た目研究の第一人者です。

これは9つの実験で構成された論文で、内容は、

  1. いろんな服装をした人たちの画像50枚を用意
  2. 参加者に画像を見てもらい、どの人の能力が高いと思うかを採点してもらう

みたいになってます。

同じ人が金持ちそうな服と貧相な服の両方を着ている場合、「どっちが能力が高いと思われるのか?」をチェックしました。

そこで見られた傾向は、

1.裕福そうな服を着ている人の方が、驚くほど「優秀だ」と判断されやすかった

2.多くの人たちは、他人の服を見てから10分の1秒で相手の能力を自動的に判断する

ということでした。

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「自分に自信を持て」はデメリットが多い!

自己啓発の世界で人気のあるテーマが「自信」です。

とにかく「自信をつける方法」みたいな本は山ほど存在して、その内容は、「自信があれば何でもできる!」というのが大半です。

ですが、ここ最近14-5年間の研究によれば、自信があっても能力は高くならないし、人生も上手くいかないという論文が多くなってきています。

有名なのは「WILLPOWER 意志力の科学」のロイ・バウマイスターによる2003年論文(ソース)で、自信の有無は能力の高さや成功とはまったく関連がなかったと断定しています。ポイントは、

自信が高くても、別に仕事の能力は高くならなかった。
自信が高い人は、長期的には嫌われやすかった。
自信が高くても、リーダーシップが高いわけではなかった。

という感じです。 続きを読む

自分の自信と能力のバランスを把握する!

トマス・チャモロ・プレミュージックの「自信がない人は一流になれる(原題自信)」という本によると、

「自信は成功するために必要ないどころか、自信があっても他人には嫌われるし能力は育たないしで逆効果」と言い放つ痛快な一冊です。

本書のベースになっているのが、以下の「自信-能力グリッド」で、自信の高さと能力の高さを軸に人の性格を分類した図で、自分の立ち位置を把握するのに役立つと思います。

1. 役に立たない自信

能力がないのに自信だけあるパターンで、博士によれば「自信のある人間の大半はこのポジションに位置する」そうです。 続きを読む

上から目線の正体とそうならない為には?

皆の周りにもいますよね、いつも上から目線の人。どうして上から目線なのでしょうか?

それはいつも簡単で、すぐ終わることだけやって困難なことチャレンジなことに一切手をつけないでいるので自分は仕事ができるんだって勘違いしている人達のことです。

残念ですね。

ワシントン州立大学の実験研究で200名の学生を対象に、自分の能力についてどのように思っているのかということを調べました。

様々なアンケートをとり、そこから自分の能力に対してどう思ってるかを判明していきました。

例えば、人間の能力は生まれつきある程度決まっているものでトレーニングしても伸ばすことはできないと思うか?とか、

人間の頭の良さは鍛えたりして向上できると思うか?といった能力に関する考え方を調べました。そして全員がIQテストのような認知テストを受けました。

この実験で、自分の能力は変えることができず生まれつき決まっていると考える人の方が、自分の能力は頑張れば変えられるし人間は鍛えれば知性も能力も上がると考えている人よりも、なぜか上から目線になってるということが分かりました。

どうして自分の能力は変えられないと思っている人達が上から目線で人を見てしまうのでしょうか? 続きを読む