甘いお菓子がやめられないのはなぜ?

「甘いお菓子がやめられないのは腸のせい」という論文データ(ソース)が出ています。

多くの人が砂糖の味を好むのは、腸の影響が大きいのではないかということです。

これはコロンビア大学によるマウス実験で、結論を言うと、

腸は迷走神経を使って「もっと砂糖を!」と脳に指令を出している

ということです。

迷走神経は脳から腸のとこまで伸びる神経で、人間の感覚や運動能力をコントロールしています。

この経路を使って人間の腸が脳に命令を出してるということになります。

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万病の元リーキーガットって何?

リーキーガットは、腸にダメージが起きた症状をさす言葉で、多くの免疫系や消化不良の原因だと考えられています。

海外では、リーキーガット対策用のサプリがいろいろ出てたり、研究も深まってきています。

リーキーガットとは

リーキーガットは、腸の内側に傷がついた状態で、人間の腸は血管に送り込む物質をコントロールする働きをしていますが、この機能が壊れてしまっています。

そのため、いったんリーキーガットを起こすと、体に良くない物質がどんどんと体内に入っていくことになります(ソース)。

日本語では「腸管壁浸漏症候群」と呼ばれていて、文字どおり腸の壁が漏れちゃってる状態です。

血管に入ったあらゆる消化不良や免疫系の病気を引き起こすと言われていて、よく言われているのは、

  • 炎症性腸疾患(IBD)
  • クローン病
  • セリアック病
  • 多発性硬化症
  • ぜん息

などです(ソース)。

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リーキーガットの原因の一つにカップルの不仲?!

リーキーガットは、いわゆる、腸壁に穴が開いて、体内に毒素が入り込んでしまう状態で、万病の元となります。

人間の腸は外敵から身を守るバリアなので、腸が破れると一気に全身に炎症が起きてしまいます。その結果、疲労、謎の痛み、頭痛といった不調につながっていくわけです。

その原因には色々あるのですが、加工食品とか大気汚染などがよく言われてます。

とりあえず、体に悪そうなものはすべて腸にも悪いと考えてみたらいいと思います。

2018年に出た論文(ソース)では、「カップルの不仲もリーキーガットの原因である」という結論になっていて、新しい原因と言えそうです。

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腸で作られたセロトニンは幸福感に影響する?!

腸内細菌がセロトニンを作ってそれが脳に作用し、私たちの幸福感をもたらしてくれるという説があります。

腸で作られた神経伝達物質は幸福感に影響する?!

2015年の研究ではセロトニンの90%は腸で作られるという結果があります(ソース)。

それで、人間の幸福に大事なホルモンであるセロトニンを作ってくれる腸をいたわると幸福になれるという話です。

腸内細菌がセロトニンのような神経伝達物質を作ってくれて、これが脳に作用するのではないかということですね。

ですが、反対に、腸内でセロトニンが作られるのは間違いないが、腸のセロトニンは脳の血液脳関門を通らないので、腸内セロトニンと幸福は関係が無いという考え方もあります。

第一のポイントとして、腸で作られたセロトニンが脳に届かないって話は正しいようです

脳には異物を通さないバリアがあって、関所でブロックされてしまうからです。

ですが、実はそんな単純な話ではなく、腸内環境の悪化とメンタルが連動してるというデータは多くあるので(ソース1ソース2)、2010年代に入ってから「やはり腸内のセロトニンって脳に影響しているのでは?」という研究が進んできました。

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