自然と筋トレのメンタルへの効果がすごい!

以前も記事にしましたが、メンタルの改善に役立つのに、自然と筋トレを紹介します。

どれ位自然の中で過ごすと健康効果があるの?

自然はメンタルに良い

自然がメンタルに良い!」というメタ分析が出ていたので(ソース)、ざっと内容を紹介します。

これは「自然のなかにいるとストレスが減るのか?」という問題を調べたもので、8つの横断研究と4つのランダム化比較試験をまとめた内容になってます。

1つの試験あたりの平均参加者数は760人で、

  • そのうち5件では主観的なストレスのレベルをチェックしている
  • 6件ではストレスの生理学的マーカー(fMRIスキャン、唾液コルチゾール、血圧測定、心拍数とリズム、筋肉の緊張など)をチェックしている

みたいになってます(残り1件は両方の指標を使用)。

続きを読む

どうして人間は自然が好きなのか?

森林浴はメンタル改善の効果が大きいとはよく言われますが、「どうして人間は自然が好きなのか?」という問題についてはまだ未知なところが多いです。

自然のなかで気分がリフレッシュする感覚は誰れもが経験していると思いますが、こういう感情がうまれるのはどうしてか?という疑問です。

そこで、2020年に出た研究(ソース)は「自然は人間の根本的な欲求を満たすのではないか?」という結論になっています。

ここでいう「人間の根本欲求」というのは、

  1. 自律性 =自分で自分のことを決めたい!という欲求
  2. 有能さ=自分の能力を高めたり、その能力を認められたい!という欲求
  3. 関係性=他者と良い関係を結びたい!という欲求

の3つで、つまり、ロチェスター大学心理学教授である、エドワード・L. デシの「自己決定理論」が提唱する3つの軸を使ったということです。

これらの欲求を自然が満たしてくれるのでは?というのは、おもしろい仮説ではないかと思います。

続きを読む

自然が多い場所で暮らすと、病死が減少する!

自然の中を歩くと幸福になる(ソース)とか自然の写真を見るだけでもストレスが減る(ソース)というデータがあります。

そして、2016年に「自然のなかで暮らすと長生きに!がんの死亡率も下がる!」という論文(ソース)が出ていて、興味深いです。

これはハーバードのブリガム病院による研究で、2000年から2008年のあいだに10万8630人の女性を調べた健康データを使ったものです。

全員の住居を「周囲に自然が多いかどうか」で分類して、病気の発症率とくらべました。

その結果、自然が多いエリアに住んでいる人たちは、都市部に住んでいる人にくらべて、

  • 呼吸器系の病気で死ぬ確率が34%減少!
  • がんで死ぬ確率が13%減少!

といった差が出ました。

がんの死亡率まで下がるとは、自然の中で暮らす重要さが分かりますね。

続きを読む

どれ位自然の中で過ごすと健康効果があるの?

自然は、健康によくて、ストレス解消法として最強です。みたいな話をこのブログでも書いています。

引きこもりのためのバイオフィリア対策

リラックス効果が高いので、個人的にも犬の散歩は自然の多いところでするようにしているし、家の中やベランダは観葉植物であふれていたりします。

で、まだはっきりしてないのが「どれだけ自然が必要なのか」です。つまり、どれぐらいの時間を自然の中で過ごせばストレス解消メリットが得られるのか?という問題です。

この疑問をうまく調べるのは難しい作業ですが、2019年に質が高めな論文(ソース)が出ていて参考になります。

続きを読む