認知療法のテクニックを睡眠に応用した本として評価が高い「Quiet Your Mind and Get to Sleep」による、「睡眠に関する4つのありがちな誤解」が面白いので紹介します。
誤解その1:適切な睡眠時間は7〜8時間
よく「人間に必要な睡眠時間は7〜8時間」と言われていますが、実はそこまで明確に証明されたわけではありません。
必要な睡眠時間は人によって大きく異なり、7時間以下で十分なこともあるし、9時間が最適という人もいます。
また、睡眠時間は、よい睡眠に必要な要素の1つです。
自分にとって適切な睡眠時間を知るには、まずは7時間の睡眠で自分の体調がどう変わるかをチェックします。
そこから睡眠時間を増減しながら、もっとも体調がよくなる時間を確かめていくのが良いですね。
誤解その2:朝の目覚めが悪いのは、よく眠れていない証拠
たいていの人は、どんなに睡眠の質がよくても起床から30分はぼーっとするのが普通です。
「睡眠慣性」や「睡眠酩酊」と呼ばれる現象で、睡眠から覚醒に移ろうとしているために起きます。
ちなみに、夜型の人ほど「睡眠酩酊」を経験しやすい傾向があります。