どうして人は陰謀論にはまってしまうのか?

日本でも陰謀論は多いですが、アメリカで有名なのは、Qアノンで、特に去年の大統領選挙あたりからアメリカ国内はもちろん、日本でも活発でした。

Qアノンはアメリカの陰謀論グループで、「世界は悪魔崇拝や人肉食の組織に牛耳られており、トランプはそれと戦う英雄である!」みたいな考え方です。

だから、大統領選挙の結果がトランプに不利になってくると、陰謀論を信じる人にとっては、不正な選挙が行われたということになってくるのです。

ちなみに、知人もこの陰謀論を信じているようで、身近にそういう人がいることがショックでした。

普通に考えれば「なんだそれは?」という話ですけど、実は日本にも信望者がいるのですごいものです。

本書を書いたソフィア・モスカレンコ博士はペンシルバニア大学で「過激派」の調査をしてる先生で、「どうして人間は陰謀論にはまるのか?」や「極端な考え方を持つ人たちはどうすべき?」というポイントを調査しています。

日本でもワクチン陰謀論などもあるので人ごとではないですね。

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新型コロナの陰謀論を信じるのはどのような人なのか?

新型コロナの陰謀論を耳にしたことがある人はいると思います。

  • 新型コロナは生物兵器だ!
  • 新型コロナのワクチンにはマイクロチップが!

などです。

私の知り合いもコロナの初期のころ、生物兵器だみたいなことを信じているかのような言動をしていました。

難しい問題ですが、2021年に「陰謀論を信じる人はどのような人なのか? そして陰謀論を信じるとどうなるのか?」という点を調べたデータ(ソース)が出ていて、参考になるかと思います。

これはカナダと米国の住民797人を対象にしていて、まずは全員に対して、

  • COVIDは生物兵器である
  • COVIDは人口過剰を管理するための手段である

といった典型的な陰謀論にどれぐらい賛成するかを調査しました。

その上で、みんなのメンタルの状態や考え方も調べ、さらに1ヶ月後に再調査を行ったそうです。

この手の調査としては割と短期間なのでどこまで変化を感知できるかは分からないですが、おもしろいテーマですね。

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