働きすぎが体によくないのは当たり前ですが、2015年にロンドン大学から出された2つの論文(ソース1,ソース2)は「具体的にどれだけ働くリスクがあがるのか?」ということを調べています。
ひとつは「労働時間と心疾患リスク」に関する調査で、もうひとつは「労働時間と糖尿病リスク」をチェックしたものです。
どちらも一流誌の「ランセット」に載ったメタ分析で、かなり信頼性が高いと言えます。
週の労働時間が55時間を超えると脳卒中リスクが33%あがる!
まず一つ目の論文は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアから約60万人のデータを集めて、「労働時間と心疾患」の関係を8.5年間ほど追跡したものです。その結果は、
- 週の労働時間が40時間までなら問題なし!
- 週の労働時間が41〜48時間になると脳卒中リスクが10%高まる!
- さらに週の労働時間が55時間を超すと脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%高まる!
みたいになっています。