日本人は年をとっても智慧が増えない?!

一般的に「歳を取ると智慧が増す」みたいなイメージがありますよね。

ウォータールー大学の2012年の実験(ソース)は、「日本人は歳をとっても智慧が増えないのでは?」という結論がでています。

ここでいう「智慧」はたんに知識がある状態(知恵)ではなくて、複数の視点を持てるとか、個人的な知識の限界を理解しているとか、妥協の重要性を認識しているといった能力のことです。世間でうまくやっていくのに欠かせない能力(TPOにあわせて知識を正しく運用できる状態)とでも言えます。

調査の内容は、

  1. 日本人186人とアメリカ人225人を集める
  2. みんなに集団トラブルや人間関係に関するテストを実施して「智慧」のレベルを測る
  3. 年齢によって智慧に違いが出るのかを調べる

みたいになってます。

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体型がスリムな人がやり続けている10の習慣

体重を保つには良い習慣が一番とは誰もが納得すると思います。

お菓子を食べる習慣を止められなかったら、健康な体重の維持は難しいはずですから。

ということで、2018年に出たデータ(ソース)は、「ダイエットに役立つ習慣ってどんなものがあるのか?」という点を調べています。

この研究は、特定の食事プランとかエクササイズ法を実施するのではなく、「日々の小さな習慣を変えたらどうなるか?」というポイントから調査しています。

具体的には、

  1. 太り気味な男女75人を集め、以下の3つのグループにランダムに分ける。

    1. 古い習慣を壊すことを目指す
    2. 新たな習慣を取り入れることを目指す
    3. 何もしない
  2. 古い習慣を壊すことを目指すグループには、異なるタスクが書かれたテキストメッセージを毎日送り、不健康な習慣を断ち切るように努力してもらう(「いつもと違う方法で通勤する」「普段やらない散歩や早歩きをやる」など)
  3. ダイエットに役立つ習慣を取り入れるグループには、チームが選んだ「10の良い習慣」を毎日取り入れてもらう

という感じで、12週間後の違いをチェックしました。

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やる気と作業効率アップに激しく効くメタ認知とは?

メタ認知は「自分の思考についての思考」のことで、自分の状態をモニタリングしたり、現状を評価したりといった時に使う能力のことです。

つまり、メタ認知が低いと、なにが現在の問題なのかすらわからないので、まともな計画が立てられず、ひたすら泥のなかでもがき続けるようなっちゃうわけです。

2012年にでた「学生のメタ認知を育てよう!」という論文(ソース)は、学校の先生が生徒のメタ認知を育てる方法をまとめたレビューですが、大人にも十分使える内容かと思います。

メタ的に問題に取り組む4つのステップ

具体的には、まず以下の4つのステップで問題に取り組むのが基本になります。

  • ステップ1.事前評価:「新しいことを学ぶにあたって、自分はすでにこのトピックについて何を知っているだろう?」という質問で、自分の「現在の思考」を深掘りするように働きかけます。
  • ステップ2.混乱ポイント:「今日学んだことのなかで、もっとも自分にとって意味不明だった点はどこだろう?」」といった質問で、「何がわからないのかがわからない!」状態を抜け出します。
  • ステップ3.「事前評価」の評価:事前評価の段階と現在で、自分の考え方がどう変わったかを深掘りする。「このテキストを学ぶ前は◯◯だと思ってたけど、いまは◯◯だと思っている」「自分の考え方の、このポイントが変化した」みたいな感じになります。
  • ステップ4.思考の記録:ステップ1〜3までを記録に残しておく。「自分がテストのために準備したことは◯◯で、次には何をすべきかを考えた。事前の準備でうまくいったのは◯◯で、次に変えるべきポイントは?」みたいな感じです。

このガイドラインは役に立ちそうです。

新たな仕事に取り組むときに使ってもいいですし、1冊の本を読むときに実践しても理解レベルがアップしそうです。

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偏頭痛を和らげるには運動が良い!

よく頭痛の原因と言われてるのは、

1.フードアレルギー(ソース

2.寝不足(ソース

3.低気圧 (ソース

気圧の関係で頭痛がすることは本当にあるの?

4.栄養不足 (ソース

などがあり、なかなか明確な対策は難しいとされています。

そんな中、2021年に「片頭痛なら運動が良い!」と主張する論文(ソース)が出ています。

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