年収を左右する要素のトップ8とは?

見た目がいい人は金持ちや性格がいい人は金持ちなど、いろんなデータがありますが(ソース)、2018年に「年収を左右するトップ8を調査した」という面白いデータ(ソース)が出ています。

これはテンプル大学の研究で、2564人の男女に2つの選択肢を与えました。

  1. 500ドルをいますぐもらう
  2. 1000ドルを1年後にもらう

ということで、行動経済学の世界ではよく見る「目の前の欲望を遅らせる能力があるかどうか?」をチェックしたわけです。

いわゆる「遅延割引」と呼ばれます。

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レム睡眠が減ると早死にしやすくなる?

レム睡眠が少ない中高年は死亡率が高い!」というデータ(ソース)が出ています。

レム睡眠が減ると死亡率が上昇する?

ご存じのとおり、レム睡眠は眠ってるあいだに急速な眼球運動が起きる状態で、この時は多くの人が「夢」を身がちです。だいたい90分周期で発生すると言われています。

今回のデータはスタンフォード大学の研究で、高齢男性2675人を10年以上も追跡調査した観察研究になっています。 その結論をまとめると、

  • レム睡眠が5%減るごとに、死亡率が13%から17%上昇する
  • この傾向は、20年以上追跡調査を行った中高年の男女1375人の別のグループでも確認された
  • 数ある睡眠のステージのなかでも、レム睡眠がもっとも健康レベルと関係している
  • がんの死亡率についてはレム睡眠と有意な相関はなかった

となっています。

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低糖質、低脂肪、バランス食、等を比べて分かった最強のダイエットは?

世の中、ケトダイエット、低脂肪ダイエット、バランス食、パレオダイエットなど様々なダイエットがありますが、「最強のダイエット法は何か?」について調べたカナダの論文(ソース)があったので、紹介したいと思います。

11種類のダイエット法をチェック

これは、過去に行われたダイエット研究から59件を選び、7286人分のデータを統計処理したものです。

低糖質や低脂肪など11種類のダイエット法をくらべて大きな結論を出していて、かなり科学的信頼は高くなっています。

比較の対象になったダイエットは、以下の11種類です。

  1. アトキンス:いわゆる「低糖質ダイエット」。糖質の摂取量を総カロリーの4〜5%まで減らすところからスタートする。
  2. ビゲストルーザー:アメリカのテレビ番組から流行したダイエット。脂肪の摂取を総カロリーの30%以下に減らし、個人の活動量に合わせてカロリー制限を行う。
  3. ジェニー・クレイグ:オーストラリア発の有名ダイエット企業。バランスの取れた食事で減量を目指す。
  4. LEARNダイエット:低脂肪ダイエットの一種。脂肪の摂取を総カロリーの10%以下に減らす。
  5. ニュートリシステム:1970年代からあるダイエット企業。バランスの取れた食事とカロリー制限。
  6. オーニッシュ:低脂肪ダイエットの一種。脂肪の摂取を総カロリーの10%以下に減らす。
  7. ローズマリー・コンリー:超低脂肪ダイエット。脂肪の摂取を総カロリーの4%以下に減らす。
  8. サウスビーチ:高タンパク、低糖質、高食物繊維が特徴。
  9. ボリューメトリクス:カロリー密度の低い食品をメインに摂取する。
  10. ウェイトウォッチャーズ:1960年代からある老舗のダイエット企業。健康的な食事と運動をすすめる。
  11. ゾーンダイエット:マイルドな低糖質ダイエット。タンパク質・糖質・脂肪の割合を3:4:3に振り分ける。

日本ではあまり聞いたことがないダイエット法が多いですが、いずれもアメリカでは有名な方法で、低糖質やカロリー制限、低脂肪、バランス食など、たいていのダイエット法は網羅しています。

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ケトダイエットをしても脂肪が燃えやすい体にはならない!

ケトダイエット VS 高炭水化物 痩せるのはどちらか?

ケト(ジェニック)ダイエットは極端な糖質制限を行います。

徹底的に糖質を減らすことでケトン体が作られ、体脂肪がどんどん燃える体になる!という理屈のダイエット法です。

糖質制限ダイエットは確かにそれなりのダイエット効果はあるのですが(ソース)、インスリンのせいで人間は太るのだという根本的な理屈に無理があって、結局は疑似科学としか言えないのでは?と考えられます。

本当に糖質制限ダイエットは痩せるの?

これも、糖質制限ダイエット(ケトダイエット)に不利なデータ(ソース)の紹介です。

これはコロンビア大学の実験で、結論から言うと「ケトダイエットをしても脂肪は燃えやすくならない!」という結果になっています。

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