Googleの採用で最重要視される「知的謙遜」とは?

ウォータールー大学から出た論文「どうすれば賢者のような行動が取れるか?」(ソース) によると、

賢者レベルをチェックするのに、3ポイントを採点の基準に使っています。

    1. 知的謙遜:自分の知識の限界を理解し、世の中の不確実性を知り、自己の偏見やバイアスに敏感な状態
    2. 自己超越:自分中心ではなく、引いたところから物事を考えられること
    3. 視点の統合:他者の視点からさまざま視点をまとめて考えられること

知的謙遜」は自分の知識の限界レベルをちゃんと把握した状態のことで、要は「無知の知」ということです。

Googleの人事担当は、「知的謙遜があるかないか」を採用の基準にしてるそうです(ソース)。「ワーク・ルールズ!」のラズロ・ボックによれば、

”(Googleの採用で重要視するのは)謙遜心と責任感だ。(中略)

謙遜とは他人の良いアイデアを受け入れられる状態を指すだけでなく、「知的謙遜」でなければならない。知的謙遜がなければ、人間は学ぶことができなくなってしまうからだ。”

とのことです。

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新年の目標達成ための心理学的10のポイント

2021年が来ましたね。

イギリスの有名な心理学者リチャード・ワイズマンが、「その科学が成功を決める」のなかで、「新年に立てた目標を達成する心理学的に正しい方法」を10個のポイントにまとめているので参考になります。

1.目標は1つにしぼる

あれもこれもと欲張るとエネルギーが分散するので、変えたい行動は一個だけにしぼった方が成功率は格段に上がる。

これは様々な方向に目標を立てると、それぞれを達成するのに、大変な力がいし、大きな目標は一つに絞るのが良いということですね。

2. 自分が本当に何をしたいのかを2〜3日は考える

新年の目標に失敗した人の大半は、新年の前日になって慌てて来年の目標を立てる傾向にあります。

最低でも数日はかけて自分が本気で達成したいことを考えないと、まず目標は失敗に終わる。

なんとなく新年だから、ダイエットしようとか、エクササイズを増やそうとか安易に設定してしまうと失敗しやすいということですね。

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