新型コロナを防ぐには2メートルじゃ足りない?!

新型コロナを防ぐには2メートル(6フィート)離れる!」というのが現在のガイドラインですが、「もしかしたらそれだけじゃ不十分かも?」と指摘するデータ(ソース)が出ています。

これはサニーブルック健康科学センターなどの調査で、新型コロナではなくインフルエンザに感染した人の咳を調査したものです。

人間の咳がどれぐらいの距離まで飛び散るのかを高速カメラとレーザー光で確かめて、拡散力をチェックしました。

結果は、

  • 数メートル離れたところにいる人が咳をした場合でも、その咳は3秒とかからずこちらに届く
  • 咳の飛沫の10%は、咳が終わってから4秒が過ぎた後でも大気中を漂う

だったそうで、たとえ2メートル離れたとしても咳の飛沫は防げないかもしれないようです。

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新型コロナでこれからの働き方はどうなるの?

新型コロナで在宅勤務が増えて今後の働き方が変わっていくと考えられています。

「GIVE & TAKE」や「ORIGINALS」などの著書で有名なペンシルバニア大学ウォートン校心理学教授のアダム・グラントが、「The Economist」で「新型コロナ危機後の仕事はどうなるのか?」という論文(ソース)を出しています。

グラント教授が過去の不況や危機に関する研究をベースに「新型コロナと今後の仕事」についてまとめたもので、

  1. 仕事への満足度
  2. リーダーシップ
  3. 人と人の間の信頼

に変化が起きるのではないか?と指摘しています。

以下まとめると、

1. 仕事への満足度の変化

  • 複数の研究により、失業率が高ければ高くなるほど、10年後から15年後も仕事への満足度は高止まりする。今後の不況でキャリアを始めた場合は、今後の仕事への満足度も高くなる。
  • 新型コロナで不況が加速すると、全体的に感謝の気持ちは高まる。これは仕事の満足度を高めてくれるが、一方でブラック企業による「やりがい搾取」の被害にもあいやすくなる。

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人生の成功は5才の段階で決まっている?!

人生の成功は5才の段階で決まっている!」ペンシルベニア州立大の実験研究が興味深い結果になっています(ソース)。

これは、まずは1991年に753人の5才児を集めて、幼稚園の先生たちに全員の性格を採点してもらいました。具体的には、

  • 自発的に困った助けているかどうか?
  • 他者の感情を理解するのが上手いか?
  • 他者に物を分け与えることができるか?
  • 指示されなくても友だちと協力できるか?
  • 他人の意見をちゃんと聞けるか?
  • エラそうにならずに自分の意見が言えるか?
  • 他人にフレンドリーに接することができるか?

などの点です。要は共感力の高さを調べたということです。

20年後に再び調査を行ったところ、5才の時点で共感力が高かった子どもほど、

  • 大学の卒業率が高い
  • 若いうちに定職につく確率が高い
  • 正社員である確率が高い

という傾向があったそうです。

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在宅勤務は生産性は上がるのか?

100%ではないものの週に2日とか3日ぐらいでWFH(在宅勤務)はありましたが、今はコロナの影響で在宅で仕事できるものは100%在宅になっています。

日本では在宅勤務について結構懐疑的でさぼっているのではないかと上司は気にしていると聞いています。

タスクをこなしている限りどんな働き方をしているかは特にアメリカでは問われることは少ないです。

定期的に会議があり、アサインされたタスクをこなしていく、分からないことや問題は、チャットや会議などで聞いていくという感じです。

ハーバード・ビジネス・スクールが、在宅勤務と生産性ややりがいについて研究(ソース)出してくれて興味深いです。

これは2020年の3月に行われた研究で、アメリカで働く600人強のホワイトカラーを対象に、2週間ごとに以下のポイントを質問しました。

    • 仕事のやりがい
    • 仕事への取り組みは変化したか
    • 自分のパフォーマンスをどう思うか
    • 同僚との仲は変わったか
    • ストレスレベル
    • ネガティブな感情のレベル
    • 生活状況

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