自分に関して複数のアイデンティティを考えると問題解決能力が上がるということが確認されています。
これはデューク大学などの調査(ソース)で、3つのテストを通して「アイデンティティと創造性」の関係について調べています。
まずひとつ目の研究では、6〜7歳の子供48人を集めて2つのグループに分けました。
- アイテンディティ群:自分が持つ社会的アイデンティティについて考えてみる(「Aさんの友人」とか「娘」とか「学級委員」とか)
- コントロール群:自分の身体的な特徴について考える(「背が高い」とか「足が長い」とか)
その後、すべての子どもたちに対して、問題解決力が必要なタスクを4つほど行うように指示しました。具体的には、
- 「レゴが入ったボウルを持った熊が、木の上にあるハチミツを手に入れる方法を考えてみて。レゴを組み立てても足場にはならないから注意して」と指示する
- 「ここにある金の箱の新しい使い道をいろいろ考えてみて」と指示する
- 「16人のポートレート写真を、できるだけいろんな方法でグルーピングしてみて」と指示する
という感じです。
全体的には「どれだけ斬新なアイデアを思いつけるか?」ということを試す内容です。 続きを読む