「学習に無関係なおもしろさ」というのは「勉強の内容とは関係ないけど勉強の興味を引くために使われる楽しげなもの」のことです。
専門的には「誘引性付加物(Seductive Details)」などと呼ばれています。 いくつか実際の例を挙げてみると、
- 「過去のインターネット環境はどんなもんだったか?」を伝える授業で、その当時に人気があった映画スターの写真を学生に見せる
- 子供用の学習テキストに、アニメ調のキャラが楽しそうに勉強してるイラストを添える
- 「雷はどのように発生するか?」を説明したテキストに、雷に打たれたサッカー選手のユニフォームの写真を掲載などのことで、どれも一瞬だけ楽しそうと思わせるけれど、実際の学習内容とは関係ないのがポイントです。
「無関係な面白さは勉強の成果を下げる!」というメタ分析(ソース)が出ていて、上記のような勉強の興味をひくために使われる学習内容とは関係ない面白いものは残念ながら効果はないという結果です。