私たちが普段口にしているのは、穀物で育てられている牛で、グレインフェッドビーフと呼ばれています。
それに対して、自然の環境で放牧されて、牧草だけで飼育された牛肉はグラスフェッドビーフ、牧草牛と呼ばれて、いわゆる「放牧牛」です。
肉・魚・乳製品の質は、動物たちの生育環境に大きく左右されるので、与えられたエサの違いによって、お肉の栄養プロファイルもかなり違ってきます。
その放牧牛のメリットについて説明していきます。
放牧牛はオメガ3とオメガ6のバランスがいい
オメガ6は脂肪酸の一種で、体内のオメガ3とオメガ6のバランスが悪くなると、肥満やアレルギーといった害が出ることが知られています。( ソース )
一般的に、すべての牛肉にはオメガ6が入っていますが(ソース)、放牧牛のほうがオメガ3の量が多いという データが豊富です(ソース)。その割合は飼育環境によって違いますが、大体
穀物牛の2倍から5倍と言われています。