初対面の人にできるだけ良い印象を与えたい!という面接や仕事などの場面は誰にもあると思います。
このような状況でどうするかは、大体大きく見て2つの戦略を使うことが多いのではないでしょうか。
- 多少話を盛って自分を大きく見せる
- 出来るだけ正直な自分を見せる
ひとつめが相手に偽のシグナリングを送るのに対して、2つめは「こっちは素を見せるから、あとはそちらの希望に見合うかどうかを好きに判断してください」という態度で挑む感じです。
どちらも面接や恋愛の場でよく見かける手法だと思います。
では、このふたつの戦略はどちらが良いのでしょうか?という点について、ゲルフ大学のブルック・シャルボノー博士らが検証テスト(ソース)を行っています。
ここでは複数の実験が行われていて、概要をまとめると、
- 仕事の面接を受けた大学生を集め、それぞれがどのような戦略を使ったかを尋ねる
- その回答をもとに、みんなの性格特性、面接時における不安のレベル、面接のパフォーマンスと比べる
みたいになります。
実際の面接試験を使って、「相手に良い第一印象を与えるにはどうすべきか?」ってのを調べたわけですね。
まず最初の研究で分かったことは、
「自分を正確に表現する」戦略を使っていたのは、全体のおよそ20%だった
ということです。