アンチエイジングのカギを握るAMPKって何?

AMPK(activated protein kinase)とは酵素の一種で、細胞のなかで燃料センサーのような働きをしています。

全身のエネルギーが足りなくなると、危険を察知したAMPKが働きだして、体を元気にしろ!と細胞に命令をくだすということです。

その結果、何が起きるかと言うと、

体脂肪が燃える
細胞がストレスに強くなる
オートファジー(細胞にたまるゴミを取り除くリサイクルシステム)が起動
体内の炎症が減る

という感じです。全身の細胞がエネルギーを出そうした結果、いろいろな効果が表れる訳です。

糖尿病薬が効くのもAMPKのため

ちなみに、ここ数年でメトホルミンのような糖尿病の薬が「若返りの薬である」と騒がれるようになったのも、AMPKが関係してます。
メトホルミンを飲むと、

メトホルミンがAMPKを活性化
体がエネルギー効率が良く使えるように
糖尿病が改善する

という流れです。

このAMPKの活性効果のおかげで、メトホルミンがアンチエンジングにも効くのではないかと考えられています。

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