2021年が来ましたね。
イギリスの有名な心理学者リチャード・ワイズマンが、「その科学が成功を決める」のなかで、「新年に立てた目標を達成する心理学的に正しい方法」を10個のポイントにまとめているので参考になります。
1.目標は1つにしぼる
あれもこれもと欲張るとエネルギーが分散するので、変えたい行動は一個だけにしぼった方が成功率は格段に上がる。
これは様々な方向に目標を立てると、それぞれを達成するのに、大変な力がいし、大きな目標は一つに絞るのが良いということですね。
2. 自分が本当に何をしたいのかを2〜3日は考える
新年の目標に失敗した人の大半は、新年の前日になって慌てて来年の目標を立てる傾向にあります。
最低でも数日はかけて自分が本気で達成したいことを考えないと、まず目標は失敗に終わる。
なんとなく新年だから、ダイエットしようとか、エクササイズを増やそうとか安易に設定してしまうと失敗しやすいということですね。
3. 以前に失敗した目標は避ける
過去に失敗した目標は無意識にストレスを与えるので、結果として達成できなくなる可能性が高くなる。
去年失敗した目標を今年こそと思うのは悪くないですが、失敗しているので、もっと違う角度から設定すると良いのかもしれません。
4. 他人の目標に振り回されない
本気で金を貯めたいわけでもないのに、「貯金がいい」という風潮に振り回されて目標にすると絶対に失敗する。
自分が本当にやりたいことだけを目標に設定しよう。
これは2と関係すると思いますが、自分のやりたいことをじっくり考えて設定しないと失敗するということですね。
5. 小さい目標にわける
大きな目標を立てるとまず失敗に終わるので、いったん目標を噛み砕いて小さなサブゴールを作るといい。また、サブゴールには期限を設けること。
大きな目標と小さなサブゴール両方設定するといいと思います。
仕事でも同じですが、プロジェクトを達成するためには小さなゴールを一つづつ達成する必要がありますから。
6. 目標を人に話そう
新年の目標は友人か家族に話しておくと、失敗へのプレッシャーがかかるため成功率が倍になる。
SNSで自分の目標を言っておくというのも一手ですね。
7. 目標を立てた動機を定期的に思い出す
目標を立てた理由をチェックリストにまとめておき、これを定期的に見直して「ゴールを達成したら自分がどう変わるのか?」を思い出すといい。
8. サブゴールを達成したら自分にご褒美を
サブゴールを達成するたびに自分にご褒美をあげてみると、自分が前に進んでいる感覚が得られるためモチベーションアップにつながる。
これは、もう絶対ですよね。前進している感があってとても良いと思います。
9. 達成度を日記に記録する
計画の進行度は必ず日記に記録しておく。形式は手書きでも表計算ソフトでも何でも大丈夫。
実際文字やグラフなどを見ると問題点が見えてきたりするので、良いです。
10. そう簡単に習慣は変わらないことを理解する
どんなに意思が強い人でも、必ず昔の悪い習慣にもどってしまうケースは起こる。
もし失敗しても目標をあきらめる理由にせず、ただの一時的な障害と考えるとよい。
失敗するとあきらめてしまいがちなので難易度が高いですが、自分がやりたいという熱力が高いと乗り越えていけそうです。
以上、「新年の目標」を達成するための心理学的に正しい10のポイントでした。