森林浴はメンタル改善の効果が大きいとはよく言われますが、「どうして人間は自然が好きなのか?」という問題についてはまだ未知なところが多いです。
自然のなかで気分がリフレッシュする感覚は誰れもが経験していると思いますが、こういう感情がうまれるのはどうしてか?という疑問です。
そこで、2020年に出た研究(ソース)は「自然は人間の根本的な欲求を満たすのではないか?」という結論になっています。
ここでいう「人間の根本欲求」というのは、
- 自律性 =自分で自分のことを決めたい!という欲求
- 有能さ=自分の能力を高めたり、その能力を認められたい!という欲求
- 関係性=他者と良い関係を結びたい!という欲求
の3つで、つまり、ロチェスター大学心理学教授である、エドワード・L. デシの「自己決定理論」が提唱する3つの軸を使ったということです。
これらの欲求を自然が満たしてくれるのでは?というのは、おもしろい仮説ではないかと思います。