マインドフルネスは損切りの判断を上手くしてくれる!

マインドフルネスの利点については過去にいくつか記事を書いていますが、 「マインドフルネス瞑想が人間の不合理な判断を減らしてくれる!」って研究(ソース)も面白いので紹介します。

マインドフルネスを生活に取り入れる!

この研究で言う「不合理な判断」というのは、俗にいうサンクコスト(既に投資した事業や物から撤退しても回収できないコスト)のことです。

行動経済学や投資の世界でよく出てくる言葉で、例えば2000円で買った本がすごくつまらなかったのに、せっかく金を出したのだからと最後まで読んでしまって時間を無駄にするような心理のことです。

よく言えば「もったいない精神」、悪く言えば「貧乏人根性」と呼べます。

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マインドフルネストレーニングで脳が変わった!

マインドフルネスは、自覚、気づき、集中、覚醒など表現できます。

反対語を見ると、単に思慮のないことだけではなく、注意散漫、ぼんやり、集中力欠如なども当てはまります。

マインドフルネスの効果については議論が分かれるところですが、2018年にでた「マインドフルネスで脳が変わった」という論文(ソース)が興味深いです。

「.b」プログラムを8週間受ける

これはイギリスのバンガー大学による実験で、16〜18歳の40人の学生が対象です。まずは全体を半分に分けて、

  1. 8週間のマインドフルネストレーニングを受ける
  2. 何もしない

という感じで過ごしてもらいました。

ここで使われたトレーニングは、「.b」(ドットビー)というもので、イギリスのマインドフルネス団体が子供の教育ように開発したプログラムです。

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グーグル社員の10人に1人が実践するマインドフルネス瞑想

「グーグルのマインドフルネス革命」は、グーグル人材開発部門のビル・ドウェインへのインタビューをもとに、その合間にマインドフルネス瞑想のメリットや脳への影響などの解説がされています。

グーグル社内に31カ所の瞑想スペース

本書によれば、グーグル社員の10〜15%は「サーチ!」で紹介された瞑想コースや、「脳科学は人格を変えられるか?」でも一押しされていた「マインドフルネスストレス低減法」に参加しているらしいです。


また、グーグル社内には31カ所の瞑想スペースがあり、社員たちは「ヘッドスペース」という瞑想アプリ(ヘッドスペース)で日常的に瞑想を行ってるらしいです。

で、そこまでグーグルが瞑想を推す目的は

  • 自己認識力
  • セルフコントロール力

の向上がメインです。

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マインドフルネスでしつこい不安と悩みを10秒で止める

ロナルド・シーゲル著書「マインドフルネス ソリューション 」は、ハーバードの心理学教授が書いた初心者向けのマインドフルネス本で、不安や心配性の対処に特化した内容になっています。

あなたはあなたの思考ではない

まず、マインドフルネスとは、

”マインドフルネスの基本的な定義がある。「現在の体験を全面的に受け入れながら、注意を向けること」というものだ。”

とにかく、いまの瞬間から気をそらさず、ひたすら現状を受け入れるのが重要だということです。

ただし、ここで難しいのが、多くの人が「自分はできてる」と思ってしまいがちなところです。そりゃあ「あなたは現在に気づいてないんです」と急に言われて納得する人のほうが少ないでしょう。

が、実際のところは、明日の仕事のことを心配し(=現在にいない)、iPhoneでニュースをながめつつ(=注意を向けてない)、なかなか青にならない信号にイライラしたり(=受け入れてない)してるケースが多いと思います。

よく考えてみれば、未来への心配ばっかりしてて、1日のうちで「現在」に集中できた時間が30分もない!なんて人も多そうです。

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