アーティストの公に与える印象がリスナーの好みを決める!

性格が音楽の好みを左右するというデータは多くあって(ソース)、ジャズ好きは好奇心が旺盛とか外向性が高い人はロック好きなど様々な説が出ています。

個人の性格が曲の好みに反映されるというのは直感的にも納得しやすい感じですね。

ということで、2020年に出たデータ(ソース)では、さらに一歩進んで「アーティストのパブリック・ペルソナがリスナーの好みに影響を与えてるのではないか?」というポイントを調べたものになっています。

パブリック・ペルソナとはアーティストが公に与える印象のことで、例えばレディ・ガガだったらアーティスティックなイメージとかいう感じです。

これはバル・イラン大学の研究で、合計8万6570人の参加者を集めて、50人の有名なアーティストやバンドの歌詞とペルソナを評価するように指示しました。

ここで評価対象になったアーティストは、

ビヨンセ

ボブ・ディラン

ブラック・サバス

エルトン・ジョン

オジー・オズボーン

ポール・マッカートニー

テイラー・スウィフト

ホイットニー・ヒューストン

コールドプレイ

デイブ・マシューズ・バンド

マルーン5

ローリング・ストーンズ

などです。

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楽しく脳を鍛えるには音楽と語学だ!

ワーキングメモリは脳の一時保管庫で、記憶を数秒の短い時間で溜めておくところです。

この機能が高い人は、

頭の回転が速い
メンタルも強くなる
感情のコントロールもうまくなる
健康的なライフスタイルを取れる

などのメリットがあって、とにかく人生を楽しくすごせる役割があります。

ワーキングメモリを鍛える方法については、運動や緑茶やサプリなど様々な技法が確認されているのですが、

2018年に出た論文(ソース)は、「新たにワーキングメモリを鍛える方法を見つけた!」という内容になっていて、面白いです。

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難しい問題は取り合えず寝てから考える!

難しい問題にあたったとき、その日色々考えてどうしようもない時は、とりあえず今日は寝て明日考えようというやり方って科学的にどうなの?という話です。

2013年の論文(ソース)では、

一晩寝てから難しい問題に取り組んだグループは、休憩をしなかったグループよりも良い解決策を思いつく確率が高かったという結果があります。

2019年ノースウエスタン大学の実験研究では、(ソース

とりあえず寝てから考えよう!の効果をさらに高める方法が見つかった興味深い内容になっています。

これは61人の学生を対象にした研究で、以下のような実験を行いました。

● 全員に超難しいパズルに取り組んでもらう(なぞなぞや立体パズルなどの問題を解く)
● その際、1つのグループはパズルを解いている間には特定の音楽(クラシック音楽など)を流し、残り半分グループはパズルは無音の状態で解いてもらいました。

パズルを2分以内に解けなかった場合は、いったんあきらめて翌日に回す。 続きを読む