低血糖だと誹謗中傷などの攻撃的行動をしやすい!

ネット上での誹謗中傷行為が問題になっていますよね。

誹謗中傷が行き過ぎて、対象者が自殺するという悲しい結果まで引き起こしています。

ではどうしてしつこく誹謗中傷行為を行ってしまうのでしょうか?

このような攻撃的行動を引き起こすのにはある栄養素が不足していることが原因となっています。

主なものは、
1.低血糖
2.マグネシウム不足
3.ビタミンB1不足
です。

低血糖

2014年の論文(ソース)によると、これは
オランダの107組のカップルを対象とした21日間血糖値を調べたものですが、
低血糖になると攻撃的な衝動を起こすことが判明しています。

昼食を食べて3-4時間経った夕方あたりに低血糖になりやすいですが、普通の人は血糖値の降下は緩やかなので、急に低血糖になるわけではありません。

反対に、食後に急激に血糖値が上がり、ピークに達すると急激に下がる反応性低血糖症などの場合は急激に血糖値がさがるため攻撃性が出やすいことが分かってます。

低血糖時には血糖値を回復させるために、
ノルアドレナリン  (感情的興奮を引き起こす)
アドレナリン    (感情的興奮を引き起こす)
ド―パミンなどが分泌されます。

興奮系のアドレナリン、ノルアドレナリンが大量放出されると、動悸や手足のしびれ、筋肉のこわばり、頭痛、精神面ではイライラや不安感、恐怖心などが表れます。

NJのカウンティ刑務所での8週間食事療法で、低血糖と反社会的行動が関連していると結論づけています。(ソース

低血糖を起こしやすい食べ物は、例えば、

砂糖食品
食パン
精製炭水化物
清涼飲料水
エナジードリンク
ポテチ
ジャンクフード

などです。

普段の食生活がジャンクフードや砂糖だらけだと、低血糖を引き起こしやすくなって、上記のような興奮系のホルモンが大量に分泌されいらいらや不安感から攻撃的行動に出やすくなるということですね。

犯罪学者のフィシュバイン博士のフロリダの収容者を対象にした研究によると、
精製炭水化物を中心とした食事が原因んで低血糖症を生じていることが分かっています。

白いパン、甘い飲み物や食べ物がさらに加速していきそうです。

アレクサンダーシャウス博士の「Diet Crime and Delinquency」(栄養と犯罪行動)のよれば、栄養と犯罪行動を示す多くの症例から低血糖がほとんどの犯罪者の行動の根底にあるとのことです。

さらに、施設に収容されている276人の少年犯罪者の、2年間にわたる研究(
ソース)では
砂糖の少ない食事を与えられたグループは反社会的行動を起こす率が56%減少し、71%が品行方正になったという研究結果があります。

攻撃的な行動を起こさないためには、砂糖、ジャンクフードはダイエットからカットすることが重要ですね。

マグネシウム不足

マグネシウムは脳にとって重要なミネラルで、行動に影響します。
欠乏すると攻撃的な行動になることが分かっています (ソース)

1988年のマウスの実験で、マグネシウムの補給を減らすと攻撃性が増し、補給が多いと攻撃性は減るという結果も出ています。(ソース

マグネシウムが少ない理由の一つに加工食品を食べて、リン酸塩によってマグネシウムが排出されてしまっている可能性もあるので、マグネシウムを摂取することを心がける以外に加工食品を避けることも重要です。

加工食品に含まれるリン酸塩は亜鉛、鉄分などの吸収も阻害されます。

ビタミンB1不足

敵意ある行動を示す10代を対象にした研究では血中のビタミンB1(チアミン)が非常に低かったことが分かっています。(ソース

さらに2か月間、彼らにビタミンB1を補給し再検査したところ、以前の問題行動がなくなったということです。ビタミンB1も重要ですね。

甘い食べ物や精製された炭水化物はビタミンB1を多く消耗してしまうのでやはり甘い食べ物は避けた方が良いようです。

日本人のビタミンB1の摂取量は厚労省国民健康、栄養調査によると2012年以降極端に減っているので、全粒穀物や豚肉などから積極的に摂取したいところです。

以上、ネット上の誹謗中傷などの攻撃的行動は低血糖、マグネシウム不足、ビタミンB1不足などが栄養素的な原因と言えます。

ちょっとイライラして切れやすいなと思うなら、甘いもの、精製炭水化物を避け、マグネシウムとビタミンB1を補うようにしたら良いと思います。

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