よく頭痛の原因と言われてるのは、
1.フードアレルギー(ソース)
2.寝不足(ソース)
3.低気圧 (ソース)
4.栄養不足 (ソース)
などがあり、なかなか明確な対策は難しいとされています。
そんな中、2021年に「片頭痛なら運動が良い!」と主張する論文(ソース)が出ています。
これは4879人の頭痛患者を集めた調査で、参加者にアンケートを取って、
- 週ごとにどれぐらい運動してるか?
- どれぐらい頭痛があるか?
- うつや不安のレベルはどれぐらいか?
などの点を調べて、運動量と頭痛の関係をチェックしました。
参加者のうち7割ぐらいは慢性頭痛に悩んでいて、月に15回以上の発作があったということです。
すると、運動と頭痛にはやっぱり明確な関係があって、
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運動をほとんどしない人たちを見ると、月あたりの頭痛が25日以上ある人の割合は48%だった
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運動をよくしていた人たちを見ると、月あたりの頭痛が25日以上ある人の割合は28%だった
ということです。
結構な違いですね。
観察研究なので「頭痛がない人ほど運動するのでは?」とも考えられますが、運動をよくしてる人たちには他の違いも確認されていて、
運動をよくする人は、うつや不安レベルが低く、睡眠に悩んでいる確率も低かった
との結果だったそうです。
メンタルと睡眠はどちらも運動で改善することは知られていますし、同時にどちらも頭痛のトリガーとして有名なので、運動のおかげで頭痛が改善する可能性は十分あると言えます。
では、具体的にどれぐらい運動すればいいのかと言うと、この研究では、
週に150分以上の軽い早歩きやジョギングなどの運動をしよう!
という目安になっています。
つまりはWHOの推奨運動量を守ろう!ということになりますね。
頭痛にお悩みの方は、毎日ちょっとした早歩きから始めたらいいかもしれません。