昨日に引き続き食物繊維の話です。
アンチエイジング効果として食物繊維は欠かせないもので、2015年のメタ分析(ソース)によると、一日10g食物繊維を増やすと死亡率が11%、心疾患が20%減るという結果がでています。
その理由としては、
- 食物繊維が腸内細菌の量を増やす(食物繊維をエサにして細菌が増える)
- 腸内細菌が食物繊維を分解して、腸を守る脂肪酸を作る(酪酸とか)
- 不溶性食物繊維が腸の働きを刺激する
などがポイントです。
食物繊維の種類によっても作用は異なっていて、たとえば酪酸の生成だったらレジスタントスターチ(穀類やいも類、豆類などに含まれる)が優秀だったり、腸の刺激って意味ではオオバコ(多年草の一つで外皮に食物繊維が含まれる)が良かったりと、目的に応じて選ぶことも必要です。