オーガニックにこだわる意味はない。

皆さんはオーガニックの野菜や果物買いますか?

オーガニックとは農薬や化学肥料に頼らず、太陽・水・土地・そこに生物など自然の恵みを生かした農林水産業や加工方法をさします。

一般的に考えられているのはノンオーガニックのものより栄養や農薬の面で、健康的で栄養素が高いということですよね。

果たしてそうでしょうか?

結論を言うと、

1.栄養素点ではオーガニックだろうとノンオーガニックだろうと差はほぼありません。

2.オーガニックは環境に優しい?100%そうだとは言い切れない。

3.オーガニックは無農薬である?そうでないようです。

4.オーガニックはそうでない野菜や果物より高いけれどその価値はあるのか?

1.栄養素点ではオーガニックだろうとノンオーガニックだろうと差はほぼありません。

科学的にオーガニック食べ物がノンオーガニックより栄養素が高いということを証明はさ
れてません。

2009年オックスフォードアカデミックのメタ分析(他の研究を分析)によると、オーガニックとノンオーガニックで栄養素の違いは認められないとしてます。

2012年ACPの研究ではリンの要素がオーガニックにやや多く含まれているとしてます。

2014年Britishジャーナルの研究では、オーガニックには抗酸化剤がやや多く含まれ、カドミウムが少ないとしていますが、その差は微々たるものであるとしています。

2012年スタンフォードのメタ分析、240の研究を分析した結果は、果物、野菜、穀物、肉、ミルク、卵などのオーガニックとノンオーガニックの比較をしたところ、

健康的な利点や、ビタミンの含有量など差はほとんど見られないという分析です。

2012年のACPの研究同様、リンの要素がオーガニックにやや多く含まれているとのことです。

タンパク質や脂質はほぼ差がなく、ただオーガニックミルクにはオメガー3が多く含まれるという結果でした。

2.オーガニックは環境に優しい?100%そうだとは言い切れない。

オーガニック家畜は倫理的に動物にとってより良い環境で飼育されているようです。

が、オーガニック野菜栽培については農薬を使うこともあります。

オーガニック食物は遺伝子組み換えを一切しないので抵抗力がないため、オーガニックの農薬を食物によっては多くつかわざるを得ないようです。

オーガニック農薬はプロセスされてない自然のソースから来てますが、ときには普通の農薬と同じくらいよくない成分を含んでいます。

オックスフォード大学の分析によると、普通の飼育や栽培に使うより多くのガスを使用したグリーンハウスでオーガニックのミルクやシリアル、豚が作られている(飼育されてる)とのことです。

一般的にオーガニックの食べ物を作るのにエネルギーは多く使わないのですが、土地はノンオーガニックのものを作るより84%多く必要とします。

最近のオーガニック栽培は大企業によって行われているので機械を使用するのですが、とノンオーガニックの栽培より大気汚染の観点から問題ありそうです。

3.オーガニックは無農薬である?そうでないようです。

2で書きましたが、オーガニックは100%無農薬とは言えません。

オーガニックの農薬であるとは言え成分的には普通の農薬と変わりがないのです。

4.オーガニックはそうでない野菜や果物より高いけれどその価値はあるのか?

オーガニックにもいい点はあるはずです(おそらく)。

やはり皮ごと食べるリンゴなどはオーガニックにこだわってもいいかもしれません。

もともと農薬を含んでいないような、アボガドなどはオーガニックにこだわる必要はないようです。

基本オーガニックは5-7%ほどノンオーガニックより高い(アメリカ)のですが、農薬という点で気になる場合はオーガニック野菜や果物を買うのが合理的ですね。

とは言えオーガニックは無農薬ではありませんけど。

結局、

栄養素の面ではミルク以外特に際立った利点はないので栄養素ということでオーガニックを選択するということは意味がないと思います。

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