最近の流行りは肉もどきバーガー、Beyond Meatらしいです。
豆などの植物性タンパク質で作られています。よく売れているし株価も上がっています。
先日行ったレストランもベジタリアン向けなのか、タパスといいつつ、野菜やハマスしかなく、タンパク質系はチーズでした。
チーズは美味しかったけど、肉系や魚系のタパスがないのがさびしかったです。
ビーガンだとチーズ食べないから、ハマスや野菜だけってことよね。肉や魚、乳製品をカットするのって健康的なのでしょうか?
1.長期にベジタリアンやビーガン続けていると髪が失われる?
健康的な髪に必要な鉄、ビタミンB、亜鉛が含まれている肉を食べないことで極度のタンパク質不足などから髪を失う可能性はあるという研究があります。
鉄分は乾燥豆や濃い緑色野菜にも含まれているのですが、純粋なベジタリアンダイエットでは鉄分を野菜から体に吸収するのは難しいです。
それできっちりサプリで補っていれば問題はないとされています。
基本的にベジタリアンやビーガンは鉄分のサプリは必須です。
亜鉛は穀物やナッツに含まれていて、B12は乳製品などに含まれています。
ベジタリアンはちゃんと必要な成分が含まれている食品をバランスよく食べないと
いけないようですね。
亜鉛不足の症状は食欲不振、髪が少なくなる、下痢、目や皮膚に問題、体重減少、傷の治りが遅くなるなどあります。
もちろん他の健康状態からくることも考えられますが、亜鉛は大切です。
鉄分が不足すると、倦怠感、めまい、動悸などなど、問題だらけです。
ビタミンB12が不足すると、やはり倦怠感、バランス感覚がなくなる、などです。
ビーガンやベジタリアンの人はもしこんな症状がでたら医者にかかって血液検査が必要かもしれません。
2.ベジタリアンやビーガンは気分を上げる?それとも下げる?
この研究に関してはミックスの結果がでています。
400人の子供を産んだばかりのお母さんを対象にした研究だと、ベジタリアンのお母さんがより産後の鬱症状がでたという結果があります。
別の研究ではビーガンやベジタリアンの方が肉を食べる人達よりストレスレベルが低いという結果もありますし、反対にメンタルの問題も多いという結果もあります。
もともとメンタルの問題の多い人がビーガンやベジタリアンになった可能性もあります。
3.やっぱりビーガンやベジタリアンは健康?
心臓の健康に関してはそうです。
ただし質の良い植物性の食事を取っていることです。
20万人の男女を対象とした20年以上に渡るハーバード大学の研究によると、健康的な野菜中心の食事を取った人はそうでない不健康な食品、たとえばフレンチフライなどを取った人より25%心臓病にかかる率が減少し、不健康な野菜中心の食事を取った人は32%増加した結果があります。
4.糖尿病になりにくい。
幾つかの研究によればベジタリアンの方がそうでない人より2倍タイプ2の糖尿病にかかりにくいという結果です。
食事を比べてみるとベジタリアンの食事の方が血糖値が良くそして体重の減少につながったそうです。
ですが、ここでも健康的な野菜中心の食事だと34%糖尿病になる確率が減りますが、不健康な野菜中心だと、16%増加してしまいます。
ここでいう不健康な食事というのは、フルーツジュース(多くの糖分を含む)、甘味料の入った飲み物、パスタ、ジャガイモ、精製された穀物、甘いもの、デザートなどです。
反対に健康的な食事は、全粒粉の穀物、果物、野菜、ナッツ類、豆類、ベジタブルオイル、お茶、コーヒーなど。
まとめると、
ベジタリアンやビーガンはちゃんと健康的な野菜中心の生活をすること、不足する鉄、亜鉛、ビタミンB12をサプリなどで補うことなどかなり注意して生活すると健康面での利点があると言えるようです。
心臓病や糖尿に掛かりやすいなど健康に注意が必要な人には向いているかもしれません。