肉が多めの糖質制限 vs 野菜メインの低脂肪食どちらが食欲減る?

ダイエットで定番の糖質制限の話ですが、パンや白米は食欲をアップさせるから、逆に炭水化物を減らせば食欲も自然に抑えられて、ダイエットに有効といった考え方です。

果たしてこれは正しいのか?というのがポイントです。

炭水化物を減らすと食欲は減るのか?」ということですね。

取り上げるのはコロンビア大学などの研究(R)で、長年糖質制限ダイエットを調べているケビン ・ホール博士の実験です。

参加者は30歳前後の男女20人で、平均のBMIは 27.8ぐらいです。全員を2つのグループに分けて、2パターンの食事法に割り当てています。

  1. 動物ベースの低炭水化物食 :脂肪75%、糖質10%、タンパク質15%
  2. 植物ベースの低脂肪食   : 脂肪10%、糖質75%、タンパク質15%

これらの食事をランダムに2週間ずつ続けてもらい、どちらが最終的な摂取カロリーが多かったか?を調べています。

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毒親に共通する唯一の特徴とは?

毒親が持つ唯一の条件は?」という論文(ソース)が出ており、それは心理コントロールが強いということです。

最悪の子育ては心理コントロール

これはロンドン大学の研究で、約5,00人分の調査データを分析したものです。

少年期、中年期、高年期における全員の幸福度をチェックしたうえで、それぞれの両親の「子育てスタイル」と比べました。

その結果は、特定のスタイルで育てられた人は、大人になってからの不幸度が増すことがわかったそうです。

これを一言で言うと、

  • 毒親はみんな「心理コントロール」傾向が強い!

ということです。

悪い子育てにもいろいろありますが、とにかく心理コントロールが最悪ということです。

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働く時間が週40時間超えると死ぬリスクが高くなる!

働きすぎが体によくないのは当たり前ですが、2015年にロンドン大学から出された2つの論文(ソース1,ソース2)は「具体的にどれだけ働くリスクがあがるのか?」ということを調べています。

ひとつは「労働時間と心疾患リスク」に関する調査で、もうひとつは「労働時間と糖尿病リスク」をチェックしたものです。

どちらも一流誌の「ランセット」に載ったメタ分析で、かなり信頼性が高いと言えます。

週の労働時間が55時間を超えると脳卒中リスクが33%あがる!

まず一つ目の論文は、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリアから約60万人のデータを集めて、「労働時間と心疾患」の関係を8.5年間ほど追跡したものです。その結果は、

  • 週の労働時間が40時間までなら問題なし!
  • 週の労働時間が41〜48時間になると脳卒中リスクが10%高まる!
  • さらに週の労働時間が55時間を超すと脳卒中リスクが33%、心疾患リスクが13%高まる!

みたいになっています。

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お酒を飲むと太るのか?

よくお酒を飲むと太ると聞きますよね。

ダイエット中はお酒は厳禁だとか。果たして真実なのでしょうか?

以下は、「酒は太るのか?」を調べた多くの実験研究結果です。

短期間ではお酒では太らない

  • 12人の男性に1日630kcal分の酒を飲んでもらったが、4週間で体重に変化は見られなかった。ただし、もとから肥満の人が酒を飲んだら、4週間で1.8kg太った(1984年ソース)
  • 14人の男性に1日270mlのワインを飲んでもらったが、6週間で体脂肪率に変化は見られなかった(1997年,ソース)
  • 太りぎみな女性20人に1日135mlのワインを週5で飲んでもらったが、10週間で体重と体脂肪率に変化は見られなかった(2000年,ソース)
  • 太りぎみな男性34人に1日450mlのワインを飲んでもらったが、4週間で体重に変化は見られなかった(2006年,ソース)
  • 太りぎみな男女268人に6カ月のダイエットにチャレンジしてもらったが、減量の成功とアルコールの摂取量には関係が見られなかった(2014年,ソース)

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