糖尿病を治すには糖質よりも体脂肪を減らすべき!

インスリンの分泌量を気にしてもダイエットには効果がない(ソース)のなら、糖質を減らせば糖尿病に効くという話も怪しいのではないか?という問題です。

この点は実験結果が分かれていて、たとえば短期間の実験(ソース1,ソース2)だと「糖質を減らして効果があった」という結果が出てるのに、2015年に出たもっと厳密な実験(ソース)では支持されていません

糖質量とインスリン抵抗性の関係を調査

そういう状況で1年にわたって糖質の量と糖尿の関係を調べた論文(ソース)が2016年に出ています。

これは245人の女性を対象にした実験で、平均のBMIは33.5ぐらいで、年齢は22〜72才までと幅広く、その多くにインスリン抵抗性(糖尿病はまだ発症していない段階)があります。

インスリン抵抗性とは、肝臓や筋肉などでインスリンがちゃんと働かない状態のことで、この状態が続くと糖尿病につながっていくわけです。

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ナッツ類は健康的だけど、どのナッツが一番良いの?

アンチエイジングフード としてブルーベリーのほか、ナッツ類も 信頼できるデータが多く、 37万6228人分のデータをまとめたメタ分析でも、ナッツを食べるとあらゆる病気のリスクが減るという結果が出ています(ソース)。

ここで大事なのが「同じナッツでも色々種類がある」というポイントです。たとえば、アーモンドやカシューナッツなどを比べた場合は、

  • アーモンドのほうがオメガ3と6のバランスが悪い
  • フラボノイドはアーモンドのほうが多い

などの違いがあって、同じナッツでも効能が異なるようです。

そんな中、今のところ「最強のナッツではないか?」と言われるのがクルミです。

クルミは、

  • 他のナッツ類よりもオメガ3と6のバランスが良い(オメガ3が多い)
  • フラボノイドもかなり多い
  • 抗酸化物質もかなり多い

という特徴があって、昔から他のナッツよりいいのではないか?と言われています。

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HIITは女性の方がメリットが多い。

HIITはよく記事にも書いてますが、 高強度インターバルトレーニングで、「全力で運動する」と「少しの休憩」を交互に数十秒繰り返す方法です。

HIITと他の有酸素運動ダイエットに効くのはどっち?

2014年にた論文(ソース)では「女性こそHIITをやるべき!」という結論になっていて興味深いです。

これはボーリング・グリーン州立大学の実験で、16人の男女にHIITをやってもらいました。具体的には、

  • トレッドミルを使って4分のHIITを6セット
  • 上記のHIITセッションを、時間を空けて3回行う

となっています。その後、全員の心拍数や最大酸素摂取量を調べました。 続きを読む

成功するための要素、グリットって何?

グリットって何?

グリットとは、やる気や根性などの意味ですが、心理学上では、「忍耐力」「意志力」「やり抜く力」「長期的な目標へ向かう情熱」などの意味があります。

「成功する子 失敗する子」「モチベーション3.0」「究極の鍛錬」などの本で奨められていて、いずれの本でも「成功のために知性や創造性はさほど必要はなく、本当に大事なのはグリットである」という点が強調されています。

で、この考え方の元になってるのが、2007年の論文(ソース)です。

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